内容紹介
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目次
- 目次
- 序章 日本のキリスト教
- 一 歴史的概観
- 二 諸宗教とイデオロギーとの間
- 三 日本の政治宗教
- I
- 1 天皇制ファシズムと日本のプロテスタンティズム
- 付論 キリスト者の《戦争責任告白》
- 2 市民的=キリスト教的課題としての平和 日本における平和運動の歴史のために
- 3 無教会運動の歴史と神学
- 一 内村鑑三と無教会の精神
- 二 無教会のエクレシア観
- 三 無教会の聖書思想
- 四 無教会の神学思想
- 五 無教会と教会との対話
- 4 無教会運動の反戦思想 内村鑑三の非戦論
- 一 義戦論から非戦論へ
- 二 非戦論の展開
- 三 非戦論と再臨思想
- 四 非戦論の継承
- II
- 5 日本社会における福音宣教
- 一 日本社会の宗教的特質
- 二 国家的忠誠の日本的特質
- 三 現代日本における《未克服の過去》
- 四 福音宣教と証しの課題
- 6 原理としての人権 韓国民主化闘争に連帯するために
- 一 人間存在の目的としての人権
- 二 国際的連帯の原理としての人権
- 三 エキュメニズムの文脈における人権
- 四 人権思想と日本人
- 7 現代日本の精神状況 われわれは今どこに立っているのか
- 一 政治的《反動》の徴か
- 二 国民統合と象徴天皇制
- 三 政治宗教の精神風土
- 四 意識変革への問い
- 8 中間考察 回顧と展望
- 一 現代宣教学の視点
- 二 遠藤周作『沈黙』の社会倫理学的考察
- 三 福音の土着化とは何か
- III
- 9 ボンヘッファーと日本 政治宗教としての天皇制
- 一 ボンヘッファーの政治宗教批判
- 二 ボンヘッファーの天皇制批判
- 三 もう一つの《暗号》解読
- 四 天皇制ファシズムの擬似神学的構造
- 五 ボンヘッファーの遺産
- 終章 《日本教徒》と《非日本的日本人》 領土主権の境界線を越えて
- 一 《非ユダヤ的ユダヤ人》であること
- 二 《非日本的日本人》ペトロ岐部の場合
- 三 《日本教徒》不干齋ファビアンの場合
- 四 《非日本的日本人》として生きる
- 付論 日本人はこれから何を大切にしていくべきか
- 補章
- I 『日本におけるプロテスタンティズムの政治的課題』(一九六四年)
- II 『成人性と連帯性 現代日本社会におけるキリスト教的責任』(一九八四年)
- III 『自由は土佐の山間より 日本とドイツにおけるナショナリズムの克服のために』(二〇〇五年)
- あとがき 解説と解題に代えて
製品情報
製品名 | 宮田光雄思想史論集3:日本キリスト教思想史研究 |
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著者名 | 著:宮田 光雄 |