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唐木順三 夏目漱石

日本近代文学の巨匠・夏目漱石を、文芸評論家にして、哲学者・思想家の著者唐木順三が、その文学の内奥に迫る渾身の漱石論。特に未完の『明暗』に「則天去私」の思想を探る。同時代の作家、長塚節、鴎外、子規などと比較し、漱石の独自性と時代性を浮き彫りにする。

【目次】

漱石概観
まへがき
一 逃避と反抗の時代
二 反省の時代或ひは自己苦悩の時代
三 人生観照の時代
附録 漱石に於ける現実

『明暗』論
まへがき
一 『明暗』の成立まで
二 『明暗』の稜端
三 『明暗』の運び
四 余録

漱石における「狂」の問題

長塚節と漱石
鴎外と漱石
子規と漱石
ケーベルと漱石

作品解説
あとがき