「スピノチスムスの研究」既刊・関連作品一覧
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キリスト教的立場から読み替えられたスピノザ哲学をもう一度批判的に問い直す。幾何学的秩序とは? 感情とは? 自由とは?
【目次より】
序
自序
序章
一 はじめに
二 ヨーロッパ的なるものとスピノザ
三 幾何学的秩序と“生”
四 感情とスピノザ的世界
五 スピノザの寛容思想の周辺 オランダ共和国
第一章 スピノザとヨーロッパ世界の出会い 本研究の位置づけ
一 スピノチスムスの意味
二 スピノザの再発見によるヨーロッパ世界のひそかな変化
三 スピノチスムスのヨーロッパ的定位
四 スピノザ哲学の枠組 その基調と感情論
五 スピノザの自由について 問題点の所在
六 スピノザの宗教論の特徴
第二章 方法と体系
一 哲学の方法としての ordo geometricus
二 数学的方法の問題点
三 スピノザにとって幾何学的方法の意味するもの
四 スピノザ哲学の構想と方法
五 スピノザが方法と考えるもの 観念の観念
六 真理への道 定義
七 空間の幾何学から精神の幾何学へ
第三章 感情論
一 人間存在と感情
二 人間存在と自然
三 個体論としての感情分析
四 Conatus その一般的意味
五 Conatusとスピノザの感情論
六 感情の位相
七 社会的存在としての位相
八 宗教的存在としての位相
第四章 自由と宗教
一 自己への遡及
二 自己認識
三 神の認識への道
四 人間の自由 近代的意識
五 あるがままの人間
六 他者性の意識
七 理性と自由
八 スピノザの宗教
九 普遍的信仰
一〇 神への服従と自由
一一 自由の宗教的源泉
一二 認識即愛へ 高貴にして至難の道
一三 スピノチスムスの宿命
一四 スピノザの孤高
一五 蔽われたスピノチスムスの源泉 マラノスの世界
一六 神との交わり