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キリスト教と階級闘争

著者はロシア生まれの哲学者。もともとはマルキストだったが、ロシア革命を機に転向し、フランスに亡命した。共産主義国家は、キリスト教の邪教集団に通じるとして、共産主義を「邪教」扱いしたことでも知られる。後に、「歴史哲学」を提唱し、進歩主義批判を展開した。また。人民主権、国民主権も、主権者が義務を果たしていないとして、否定をした。

【目次】
第一章 階級闘争 一つの事実 マルクスによるこの闘争の理論
第二章 マルクス学説の批判 社会と階級 階級観の価値論的性格
第三章 階級闘争に関するキリスト教的評価 人間の人格に対するキリスト教的態度
第四章 現実的自由と形式的自由 人間、公民、生産者 自由と強制
第五章 貴族、ブルジョア、労働者
第六章 教会と新しき社会現実 人間と階級 精神問題としての社会問題
ソヴエト哲学の《一般線》
解説(訳者)