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再生産の理論(現代経済学叢書)

数理マルクス経済学の基本図書。資本家が投下した資本から生み出された剰余価値を自ら消費すれば、単純再生産となり、剰余価値の一部を新たに資本投下して、拡大再生産となる。社会的総資本は、生産のみならず流通にも投下され、それを考慮して資本総体の動きを数理的に捉えるための理論の入門書。

【目次より】
はしがき
序論
一 再生産の一般性と特殊性
二 再生産の二重性
第一篇 物質的財貨の再生産
第一章 労働生産性
第一節 労働生産性の概念
一 労働の限界生産力および貨幣費用による労働生産性の規定
二 投下労働量による労働生産性の規定
第二節 労働生産性を規定する諸要因
一 基本的要因=生産力
二 副次的要因
三 生産方法の選択
第三節 労働生産性と物質的財貨の再生産
一 生産財補填と労働生産性
二 労働力の再生産と労働生産性
三 社会発展と労働生産性
第二章 生産諸要素
第一節 労働力
一 総人口
二 総人口のうちで労働にたずさわる成員の比率
三 労働する成員のうちで物質的財貨の生産に従事する成員の比率
四 年間に物質的財貨の生産のために労働する日数
五 一日の労働時間および強度
第二節 生産財(労働生産物たる生産手段)
一 生産財の期首存在量
二 生産財の稼働度
第三節 自然的生産手段
第三章 生産編成
第一節 生産編成と物質的財貨の再生産
一 労働生産性と生産編成
二 生産要素の存在量と生産編成
三 総生産物・純生産物・剰余生産物
第二節 単純再生産の編成
一 剰余生産物なき場合
二 剰余生産物の存在する場合
第三節 拡大再生産の編成
一 労働生産性の不変な場合
二 労働生産性が変化する場合
第四章 生産物の再生産的充当
第一節 生産財補填、労働力再生産のための生産物充当
第二節 最大生産規模と現実生産規模
第二篇 生産関係の再生産
第一章 生産関係の基礎
第一節 生産関係の概念
第二節 生産関係の基礎
第二章 生産関係の基礎の再生産
第一節 生産関係再生産と上部構造
第二節 生産関係再生産と分配様式
第三節 生産関係再生産と物質的財貨の再生産
第三篇 生産様式の再生産
第一章 物質的財貨の再生産による生産関係の規定
第二章 特定の生産関係の下での物質的財貨の再生産
第一節 原始共同体での物質的財貨の再生産
第二節 奴隷制社会での物質的財貨の再生産
第三節 封建制社会での物質的財貨の再生産