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マックス・ウェーバー入門

19世紀末から20世紀前半にかけて、西洋近代について考察したドイツの法学者・経済学者・社会学者マックス・ウェーバーへの、格好の入門書。ウェーバーは代表作として『仕事としての学問』『仕事としての政治』『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』などを残し、現代においても重要な社会学者として参照される。

【目次】
編者まえがき
略記法および訳者補遺
序章
第一章 合理的資本主義、資本主義的精神およびその宗教的前提についての比較構造分析
第一節 禁欲的プロテスタンティズムと資本主義的精神
余論:マックス・ウェーバーのプロテスタンティズム=資本主義=命題の批判に関連して
第二節 アジアの諸宗教とアジアの伝統主義
第三節 西洋の合理化過程にたいするイスラエルの予言の意義
第四節 後期ユダヤ教とイスラエル教の経済倫理
第二章 ヨーロッパの都市とヨーロッパの市民層の歴史についての比較構造分析
第一節 西洋の都市とアジアの都市
第二節 古代の都市と中世の都市
第三章 合理的国家の比較構造理論 官僚制化の普遍的傾向
第一節 カリスマ的支配のその「日常化」
第二節 伝統的な型の支配――家産制と封建制――
第三節 合法的官僚制的支配の類型の代表としての近代国家
第四節 政党の官僚制化
第四章 マックス・ウェーバーの世界史的研究に有する現代的な展望と倫理的な動機
第一節 合理的装置の「外殻」のうちにおける人格的自由の問題
第二節 「魔術から解放された」世界における意味ある生き方の問題 合理的科学と責任倫理的行為
文献目録
訳者あとがき