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解釈学的神学

哲学的神学を作り上げるために、啓示と理性、神学と哲学、主観と客観を超える新しい「哲学的神学」を提唱する重要な作品。

【目次より】
序説
第一部 神学の閉鎖性と非閉鎖性
第一章 近代神学の閉鎖性 古い史的イエスの探究
一 合理主義
二 古自由主義神学
三 新自由主義神学
四 歴史理解について
第二章 弁証法神学の閉鎖性
一 カール・バルト
二 ポール・ティリッヒ
三 ルドルフ・ブルトマン
第三章 非閉鎖的キリスト理解の試み 新しい史的イエスの探究
一 新しい史的イエス探究への右翼的接近と左翼的接近
二 ブルトマン後時代の神学者たち
(イ) エルンスト・ケーゼマン
(ロ) エルンスト・フックス
(ハ) ギュンター・ボルンカム
(ニ) ヘルベルト・ブラウン
(ホ) ハンス・コンツェルマン
(ヘ) J・M・ロビンソン
(ト) ゲルハルト・エーベリンク
(ト) 八木誠一
三 批判に対するブルトマンの答え
第二部 解釈学的神学
第四章 解釈学と神学
一 下から上への解釈学 シュライエルマッハー、ディルタイ、ブルトマン
二 上から下への解釈学 前期のハイデッガー、バルト、パンネンベルク
三 出来事としての解釈学 ハイデッガーの言葉理解
一 前期のハイデッガーに於ける言葉
二 ハイデッガーの転回
三 後期のハイデッガーに於ける言葉
(イ) 存在と解釈学
(ロ) 存在の呼び声としての言葉
(ハ) 非本来的言葉と言葉の体験
第五章 解釈学的キリスト論
一 言葉の出来事としてのイエスの譬え
一 イエスの信仰と言葉の出来事
(イ) 言葉の出来事とは何か
(ロ) イエスと言葉の出来事
(ハ) ブルトマンと言葉の出来事
二 イエスの譬え
(イ) 譬えの文体論的分析
(ロ) 譬えの呼びかけ
二 非閉鎖的キリスト論
一 イエスとキリスト
二 イエスと「私自身」
第六章 解釈学的神学と神
一 問題の所在
二 方法論 存在と神
三 種々の試み
四 神と無
結語
あとがき