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愛と死について

人がその一生で歌い続けるのは「愛の歌」であり、それは美しい思い出として蒼い宝石のように輝く。著者は詩人の心でその輝きをみつめ、その中に潜む愛と死について考察する。著者とともに流麗な調べにのって愛の彷徨におもくむであろう。

【目次より】
第一部 愛と死について
一 愛について(一)
二 愛について(二)
三 友情について
四 孤独について
五 死について
六 歳月について
七 別れについて
八 手紙について
九 告白について
十 愛の詩について
第二部 文学に現われた愛と死
一 ゲーテの世界
二 サン・テクジュペリの世界
三 人間的信の悲劇 シェイクスビア『オセロー』
四 情熱と神話 ルージュモン『愛について』
五 トルストイにおける芸術と自然
六 人間的愛の悲劇 ドストエフスキィ『カラマーゾフの兄弟』
七 キェルケゴールにおける詩と沈黙
八 キェルケゴールにおける愛と死
あとがき