星海社新書作品一覧

現代日本の医療問題
現代日本の医療問題
著:木下 翔太郎
星海社新書
日本医療の諸問題を一冊で総覧する 日本の医療は世界的に高く評価されている一方、近年ではさまざまな問題を抱えていることも事実です。医師不足、医薬品不足、マイナ保険証、医療費増大、美容医療、終末期医療、医学部受験の過熱……こうした医療の諸問題について専門的な言説は数あれど、今後必要とされる医療制度改革に向けて、国民一人一人が日本の医療を考え、議論するための一助として、包括的な見取り図をいま改めて社会に発信する必要があります。そのために、現役医師にして医療研究者である著者が豊富なエビデンスをもとに日本医療の現在地を分析し、将来への提言とともにまとめたのが本書です。 *本書目次より抜粋 はじめに 第1章 日本医療の現在地 第2章 現代医療のトレンドと社会 第3章 医療DXの課題と展望 第4章 高齢化社会とこれからの医療 第5章 未来に向けて必要な改革 おわりに
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東大1年生が学んでいること
東大1年生が学んでいること
著:東大カルペ・ディエム,監・その他:西岡 壱誠
星海社新書
東京大学式「教養」を20以上の講義で徹底解説! 教養の本質は「知識を結びつけること」であるーー東大総長(当時)がこう語るように、東大では入試でも授業でも、知識の多さではなく知識の活かし方を重視しています。そんな東大式教養の真髄が平易にまとめられた1年生向けの授業や演習のエッセンスを現役東大生が解説し、みなさんに東大講義を追体験いただけるのがこの本です。古代ギリシャ語を学ぶことで英語やフランス語をより深く理解する、高校世界史を批判的に検討しつつ国際関係史の最新学説を学ぶ、体力測定の統計を分析した上で運動をする……等々、学問の活かし方がよくわかる東大の授業をご堪能ください。 *本書目次 はじめに 東大が考える「教養」とは何か 第1章 語学 英語ライティング 1年生から英語で論文執筆 英語スピーキング 論理的思考力を英語で鍛える フランス語 語学知識にとどまらず、第二外国語で世界の広さを体感する トライリンガル・プログラム(TLP) 1年で実用レベルの外国語を習得 古典ギリシャ語 古代の哲学・思想を原語で味わう ヘブライ語 まったく知らない別言語を学んで分かったこと 第2章 文系 国際関係史 高校世界史と大学の歴史学の違いとは? 社会学 東大式「社会学」とは何か 言語学 身近な言葉を学問でより深く広く調べ尽くす 心理学 東大生と研究者の裏の読み合い 初年次ゼミナール文科 1年生で学ぶ論文の書き方 第3章 理 系 力学 4ヶ月で高校・大学レベルの物理学を一気に学ぶ 数理科学基礎・微分積分学・線型代数学 大学数学は高校と何が違うか? 現代工学基礎 東大流イノベーションの作法 社会システム工学基礎 首都を支えるインフラの裏側 総合工学基礎 錚々たる第一人者たちに学ぶ航空宇宙学 認知科学 あこがれの研究者に学ぶ脳のメカニズム 第4章 学際分野 コンサルティング アクセンチュア×東大で学ぶコンサル実践 体育 東大生はスポーツから何を学ぶか? ゲームデザイン論 ゲーム研究を踏まえて東大ならではのゲームを作る 森林環境資源学 さまざまな学問で森林を多面的に知る サウンドデザイン入門 第一線のクリエイターから教わって実際に音を作る おわりに
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甲子園50年戦記 高校野球の勢力図はなぜ塗り変わるのか?
甲子園50年戦記 高校野球の勢力図はなぜ塗り変わるのか?
著:大島 裕史
星海社新書
金属バットの導入で何が起きたか? 1970年代までの甲子園は、公立校が私立校に対して互角以上の成績を収めた時代だった。しかし、2000年以降、夏の甲子園大会で、公立校で優勝したのはわずか1校にとどまり、準優勝も1校のみで公立校はなかなか勝てなくなった。このような智弁和歌山、大阪桐蔭、常総学院、明徳義塾などの強豪校が台頭する私立優勢の時代は、どのようにして始まったのか。1974年に金属バットが導入されたことが、高校野球の競技環境にどのような影響を与え、私立優勢の時代をもたらしたのか。球史に名を刻む名勝負を通じて、半世紀にわたる甲子園の勢力図の変遷を探る。 *本書目次より抜粋 はじめに ~第106回の夏 第1章 金属バット時代の始まり ~申し子・原辰徳の登場 第2章 49代表時代の幕開け ~箕島、池田の全盛期 第3章 PL学園黄金時代 ~ライバルとなった公立校 第4章 団塊ジュニアの時代 ~古豪復活の一方で新勢力も続々登場 第5章 新世紀を前に ~強豪私立の時代へ 第6章 21世紀の甲子園 ~大阪桐蔭時代の一方で 第7章 高校野球100年 ~歴史の扉が開いた 終 章 高校野球のこれからを考える 日本野球の草の根を支える高校野球 変わりゆく高校野球と変えてはいけない価値観 巻末データ 全国高校野球 歴代優勝校 1974ー2024
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メディアミックスの悪魔 井上伸一郎のおたく文化史
メディアミックスの悪魔 井上伸一郎のおたく文化史
著:井上 伸一郎,イラスト:CLAMP
星海社新書
ーーーーーー ネットに氾濫する不正確な情報じゃないぞ これが80年代アニメ業界の(ほぼ)真実だ! デザイナー 永野護 推薦!! ーーーーーー 『少年エース』『ニュータイプ』の創刊を手がけ、 編集者として『ファイブスター物語』等の数々の名作と歩み、 角川歴彦とともにKADOKAWA経営統合までを成功に導いた KADOKAWAの「屋台骨」を支えた男の「おたく一代記」! マンガ・アニメ・映画・文芸……あらゆるジャンルを股に掛けて、新たなメディアミックスの技法を切り拓いてきた稀代の編集者・井上伸一郎。「おたく第一世代」として「鉄腕アトム」や「ウルトラマン」「仮面ライダー」に心を躍らせた幼少期から、伝説のアニメ雑誌「アニメック」編集部在籍時代、角川書店における「ニュータイプ」「少年エース」の創刊、そしてKADOKAWA代表取締役副社長時代までを余すところなく綴った本書は、「好きなものを否定されたくない」という「おたく」の信念に導かれたひとりの人間のライフヒストリーにして、比類なき「おたく文化史」である! 宇野常寛による解説を各章末に所収。 カバーイラスト:CLAMP 聞き手・解説:宇野常寛 *本書目次より抜粋 プロローグ 「東京国際アニメフェア」ボイコット 解 説 おたく/オタクの成熟と「社会」との距離感について 1959ー1977 少年の夢、おたく第一世代が見てきたもの 解 説 「テレビまんが」の時代 1978ー1984 アニメ雑誌「アニメック」の時代 解 説 「アニメック」の頃 1985ー2006 ニュータイプ編集部とアニメ・コミック事業部の時代 解 説 「おたく」から「オタク」へ 2007ー2021 角川書店社長、そしてKADOKAWAへ 解 説 「オタク」はいかに「歳を重ねて」いくのか? あとがき
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オルフェーヴル伝説 世界を驚かせた金色の暴君
オルフェーヴル伝説 世界を驚かせた金色の暴君
著・編:小川 隆行,著・編:ウマフリ
星海社新書
強さと激しさの鮮烈な記憶 あの震災の年、G1「3勝」の名馬の全弟に過ぎなかった小さな栗毛馬がクラシックロードを駆け抜けた。突き放した皐月賞、雨を切り裂いた日本ダービー、地響きのような歓声に迎えられた菊花賞と勝ち進み、史上7頭目の牡馬クラシック三冠馬が誕生した。古馬となってもライバルを寄せつけない強さは変わらず、勇躍フランスへ乗り込んだ凱旋門賞では世界の頂点に立つかに見えた。ゴール後に騎手を振り落としたり、制御不能の大逸走から猛然と追い上げたり、偉大な父ステイゴールド譲りの気性の激しさから来る逸話の数々も愛おしい。見るものの心をとらえて離さない史上稀に見る個性派名馬の軌跡をたどる。 *本書目次 はじめに 第一部 オルフェーヴルかく戦えり 最強を証明し続けた遥かな旅 文・構成/手塚瞳 2010ー2011 新馬戦│スプリングS 2011 クラシック三冠│有馬記念 2012 阪神大賞典│凱旋門賞│ジャパンC 2013 大阪杯│凱旋門賞│有馬記念 第二部 一族の名馬と同時代のライバルたち [一族の名馬たち] ステイゴールド メジロマックイーン ドリームジャーニー オリエンタルアート 8号族 [同時代のライバルたち] ウインバリアシオン ゴールドシップ ジェンティルドンナ ホエールキャプチャ グランプリボス レッドデイヴィス トーセンラー ギュスターヴクライ ビートブラック ベルシャザール サダムパテック アヴェンティーノ [主な産駒たち] マルシュロレーヌ ウシュバテソーロ ラッキーライラック エポカドーロ オーソリティ シルヴァーソニック メロディーレーン 第三部 オルフェーヴルを語る 血 統 競馬評論家/栗山求 馬 体 『ROUNDERS』編集長/治郎丸敬之 育 成 Tomorrow Farm 齋藤野人氏に聞く 厩 舎(前・後編) 池江泰寿調教師に聞く 海外遠征 森澤光晴調教助手に聞く 種牡馬 社台スタリオンステーション 上村大輝氏に聞く 第四部 オルフェーヴルの記憶 震災の年の三冠馬は「希望の星」 オルフェーヴル産駒の狙い目 穴党予想家が振り返る「オルフェの印」 記者席で見た「阪神大賞典の逸走」 国内外で異次元名馬が生まれた世代 歴代三冠馬を生まれ月で比較する 座談会 語り尽くそう! オルフェーヴルの強さと激しさを おわりに 執筆者紹介
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翻訳者の全技術
翻訳者の全技術
著:山形 浩生
星海社新書
「びっくりするほどよくわかる山形翻訳(+訳者解説)の秘訣が、すっきりくっきりよくわかる。意外と正論です」 ー大森望(『三体』翻訳者) 「確信した。もっと山形浩生は報われていい」 ー読書猿(『独学大全』著者) 異才の翻訳者はいかに本を読み、訳しているのか ピケティ『21世紀の資本』をはじめ、経済から文学、ITにまで及ぶ多彩な領域で累計200冊以上(共訳含む)を手がけ、個性的かつわかりやすすぎる訳文に定評のある翻訳者が、圧倒的なアウトプットを生む読書と翻訳の秘密を完全公開。「読書は大雑把でもいい加減でもいい」という読書のコツから積ん読の是非、率直すぎて時に物議をかもす訳者解説にこめた思い、アマチュアの生存戦略やフィールドワークの面白さ、本業であるコンサルティングの本質まで縦横無尽に論じた、翻訳者・山形浩生の読書論にして勉強論、人生論。 *本書目次 はじめに 第1章 翻訳の技術 なぜ翻訳をするのか 出発点 翻訳の技術 原文通りに訳すということ 訳者解説の書き方 翻訳の基礎体力 英語について 翻訳の道具 記憶に残る翻訳家 翻訳者になるまで 第2章 読書と発想の技術 読書は大雑把でもいい加減でもいい 読書の意義 本の読み方 積ん読について 本の敷居の高さと期待効用 読まない本の危険性:積ん読の有毒性について 積ん読の時代変化 積ん読の解消 余談:山野浩一のことなど 行きがけの駄賃で:橋本治について 積ん読の先へ 勉強は小間切れでやる わかったつもりが一番よくない 1週間なら誰でも世界一になれる アマチュアの強みと弱み 好奇心の広げ方 オカルト雑誌とフェイクニュース コンサルタントについて思うこと 第3章 好奇心を広げる技術 知らない世界を旅する 旅行をするなら 開発援助の現場に行くこと 社会主義国キューバの衝撃 モンゴルのノマドは自由ではない 変なものが好きだった あとがき
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教育超大国インド 世界一の受験戦争が世界一の経済成長を作る
教育超大国インド 世界一の受験戦争が世界一の経済成長を作る
著:松本 陽,その他:西岡 壱誠
星海社新書
世界一の経済成長を支えるインドの教育産業と受験戦争 人口世界一、GDP世界5位のインドが発展を遂げた鍵は「教育」にある。グローバルな活躍を準備する早期からのIT教育、ベンチャー精神を養う熾烈な受験戦争ーーグーグルやマイクロソフトのCEOを輩出し、ベンチャー企業数で世界トップクラスを誇るインド経済の本質を、ベネッセグループのインド現地法人で取締役を務めた著者が「教育」を切り口に分析する異色のインド入門書にして、「今のインドは高度経済成長期の日本かもしれない」「インドにいることで、日本の良さを改めて強く感じられるようになった」と唱える著者が、日本とインドの交差点からの日本の未来を願う、日本経済復活への提言書。 *本書目次 はじめに 第1章 想像と全く違っていたインド初体験 毎週新しい大学ができるほどの教育熱 トップ大学を出れば1年目の年収8000万円 第2章 インド躍進の秘密 今やどの国も無視できない超大国インド 宗教・言語・カーストなどに見るインドの多様性 とにかくよく喋るインド人 ノーと言わないインド人、インド人におけるイエス/ノーの意味 「富豪」のレベルが本当に桁違い インド展開を目指す日本企業 インドはスタートアップ大国 世界のリーダーは徐々にインド人に ジュガール精神とは何か ごった煮のデリー IT界の中枢バンガロール カーストについて 第3章 インドの教育――世界最大の受験競争が生む光と影 不正が横行するほどのインドの受験戦争 受験は人生を変える手段 名門大学を出れば1年目で年収8000万円も夢ではない、しかしほとんどの大学は…… 格差をなくすためのインドの教育改革 理数系教育とビジネス教育を融合させたインドの基礎教育 数学に見るインドと日本の教育の違い 予備校の街コタと「ダミースクール」 ダミースクールが流行する理由 受験戦争の中でインドの子どもが目指すもの 受験の闇「セブンイヤーズ・トラウマ」 今のインドは高度経済成長期の日本 第4章 インドから見えてくる日本の未来 松本陽×西岡壱誠 インドから見た日本は「いい国」 日本の教材はインドで高評価 トッパーの実態 インドの教育は平等ではない インドの超トップ層は国外に行く 日本がインドから学ぶべきこと 受験体験がスタートアップへの挑戦につながる 「普通」「当たり前」がないインド おわりに
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大暴落の夜に長期投資家が考えていること
大暴落の夜に長期投資家が考えていること
著:ろくすけ
星海社新書
株価の正体を知れば、株価大暴落が長期投資の絶好機になる 2024年8月5日、日経平均株価が史上最大の大暴落を見せたことは記憶に新しいかと思います。株式市場に集う投資家に欲と恐怖がある限り、暴落はバブルとともにこれからも必ず訪れます。そんな株式市場についてあなたがまず知るべきなのは、「株価とは何か?」です。株価の正体を知らなければ、資産形成は困難になってしまいます。本書は、20年で資産3億円を築きアーリーリタイアした投資家が、株価の正体とあわせて暴落のメカニズムを解き明かし、それらの知見をもとに暴落時のメンタルと平時の準備、さらには投資家としての出口戦略までをも解説した、個別株長期投資ビギナー必読の一冊です。 *本書目次より抜粋 はじめに インデックスから個別株投資に転換した私の投資遍歴 第1章 暴落を何度も経験した投資家は株価暴落時にこう考える 第2章 株価暴落が何度も、これからも繰り返される理由 第3章 株価暴落でも「狼狽売り」しない投資家のメンタルコントロール 第4章 株価暴落でどれだけ買えるかは、「価格と価値の違い」の理解度で決まる 第5章 株価暴落までに見つけておきたい「買う」企業の選び方 第6章 株価暴落までに計算しておきたい「マイ目標株価」 第7章 インデックスファンドのつみたて投資という「降伏」 第8章 株価暴落で自信を持って買い向かうための投資ストーリーの磨き方 第9章 個別株長期投資家だからこその出口戦略
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ヴォイニッチ写本 世界一有名な未解読文献にデータサイエンスが挑む
ヴォイニッチ写本 世界一有名な未解読文献にデータサイエンスが挑む
著:安形 麻理,著:安形 輝
星海社新書
第一線の研究者が語るヴォイニッチ写本の最新研究 ヴォイニッチ写本、それは発見から1世紀余りが経過した今なお解読を拒む、世界一有名な未解読文献である。未知の言語とも暗号とも、時には捏造、デタラメとも言われるこの謎めいた本は好事家たちの関心を集め、書誌学や情報学の専門家のみならず多くの在野研究者が解読に挑んできた。小説や漫画などのポップカルチャーにも多大な影響を及ぼしている。本書はヴォイニッチ写本の研究に取り組む著者達が400年にわたる解読の歴史とともに、データサイエンスを用いた最新の研究を解説し、日本におけるヴォイニッチ写本紹介の先駆者である荒俣宏氏との鼎談を収録した、最高のヴォイニッチ写本入門である。 特別鼎談 荒俣宏×安形麻理×安形輝 収録! *本書目次より抜粋 はじめに 第1章 謎めいたヴォイニッチ写本 第2章 これまでのヴォイニッチ写本研究 第3章 データサイエンスと古い本 第4章 クラスタリングによる分析:解読の可能性そのものを判定する 第5章 ヴォイニッチ写本研究の意義と広がり 第6章 ヴォイニッチ写本の可能性とこれからの研究 特別鼎談 荒俣宏×安形麻理×安形輝
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信仰の現場 ~すっとこどっこいにヨロシク~
信仰の現場 ~すっとこどっこいにヨロシク~
著:ナンシー関
星海社新書
一歩先には、まだ見ぬマニア・パラダイス! 矢沢と矢沢を信じる者たちが待ち受ける矢沢永吉コンサート会場、ウィーン少年合唱団の追っかけマダム、犬たちに人生を懸けるトップブリーダー、津々浦々の発明マニアが集う「発明学会」……。 “何か”を熱狂的に応援する、盲目的に信じる、それはもはや娯楽にとどまらぬ「信仰」だ。何かを信仰する彼らが、日常生活で抑制している心のタガを外し無防備に解放される現場には、日常社会からちょこっとズレたマニアたちのパラダイス別天地が広がっている。 そんな「信仰の現場」に稀代の消しゴム版画家であり唯一無二のコラムニスト・ナンシー関が潜入し、その実態を語り尽くします。爆笑必至の傑作ルポエッセイ、新装復刊! *本書目次 1 Big!! Great!! 永ちゃんライブ 絵本の館クレヨンハウス ヘビー・デューティ万歳 『男はつらいよ』と幻の庶民 劇団ひまわりの子役たち 「笑っていいとも!」お昼休みの魔術 ゾロ目マニアを探せ! 熱狂! ウィーン少年合唱団 キックの鬼を崇る面々 愛と幻想の宝くじ抽選会 NHKの守り神は誰だ 突撃! ウルトラクイズ 当たれ! 公団建て売り抽選 2 非一流大学入試合格者発表 幻の毒蝮ラジオ公開放送 ドッグショー。トップブリーダーの謎 御成婚パレードの人波にもまれて 謎が謎を呼ぶ、斎藤忠光とは!? 夢の架け橋レインボーブリッジ開通 テレフォンショッピング・ショールーム探訪 発明一匹狼たちの梁山泊 正月、初売り、福袋 古き良き行列 高級花「らん」の夢と現 そして、まだ見ぬすっとこどっこい
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受験天才列伝ーー日本の受験はどこから来てどこへ行くのか
受験天才列伝ーー日本の受験はどこから来てどこへ行くのか
著:じゅそうけん
星海社新書
「受験」でこそ輝く知性、それが「受験天才」だ! 「ペーパーテスト一発勝負」という閉じた世界で頭角を現す「受験天才」たち。幼少期から天才性を発揮するかと思えば、学歴を過度に誇り、なかには学歴で他者を判断することを厭わない者もいた。彼らの一癖も二癖もある破天荒な生態に迫り、新しい受験史を描くのが本書である。受験天才はどのような意味で「制度の落とし子」なのか、明治のはじまりから辿り直し、少子化が進む令和の受験の最前線までをキャッチアップ! 過熱するとも冷却するとも、あるいはエンタメ化・スポーツ化するとも言われる「日本の受験」は、これからどこへ向かうのか。そして日本人にとって受験とは何か。新進気鋭の受験評論家、渾身の書き下ろし。 *本書目次 はじめに 特別巻頭インタビュー 「学歴の暴力」xじゅそうけん 学歴最強、だけど学歴に縛られない! 現在進行形の「受験天才」アイドルはいま何を考えているか!? 第一章 日本初の受験天才は誰なのか(戦前の受験天才) 第二章 受験天才は日本の発展を支えたか(戦後の受験天才) 第三章 変わる教育と変わらない受験天才たち 特別鼎談 宇佐美典也x西岡壱誠xじゅそうけん 『受験はワンダーランドなのか、ディストピアなのか』 おわりに
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「“右翼”雑誌」の舞台裏
「“右翼”雑誌」の舞台裏
著:梶原 麻衣子
星海社新書
日本一の“右翼”雑誌の内幕を元編集が明かし、右派言論を考察する 現代日本を代表する二大保守雑誌『Hanada』『WiLL』の歴史は2004年、『週刊文春』黄金期の編集長・花田紀凱の『WiLL』創刊によって始まった。第二次安倍政権の有力な「応援団」として存在感を示し、政界にまで影響力を与える異例の雑誌はいかにして作られたのか。そして、順風満帆に見える雑誌の限界はどこにあるのか。創刊直後から13年あまり編集部に所属した元編集者が、自らの体験に基づき舞台裏を明かすとともに、両誌が右派言論に、ひいては日本の言論界に与えた功罪を分析する。 *以下、本書目次より抜粋 はじめに 第1章 「右翼雑誌」はこうして作られる 第2章 ゲリラ部隊は正規軍にはなれない 第3章 「最強のアイドルにして悲劇のヒーロー」 安倍晋三 第4章 ピンからキリまで 「右翼雑誌批判」の虚実 第5章 読者との壮大な井戸端会議 第6章 『Hanada』編集長が考えていること 花田紀凱氏インタビュー おわりに
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新聞のススメ 1日15分でつくる教養の土台
新聞のススメ 1日15分でつくる教養の土台
著:高井 宏章
星海社新書
20代の若者が1か月「紙の新聞」を読んでみたら、どうなるのか? SNS全盛で紙の新聞を読む人は減るばかりです。だからこそ、スマホを離れて「新聞を読むこと」のメリットは大きくなっています。とはいえ、読んだことのない人には、メディアとしての新聞の強みや読み方はピンと来ないかもしれません。そこで、元日経新聞の記者である高井宏章さんに、誰でも気軽に「1か月間で新聞を読む人」になれる教室を開いてもらいました。「まずは紙面をめくってながめるだけ」からはじめて、毎日、深く・鋭く読めるようになるまでのコツを伝授します。高井さんの楽しい新聞教室、開講です! *本書目次 はじめに 「読まなくていい」新聞ほど、便利なメディアはない 第1章 紙の新聞、読んだことある? いまどき、誰も読まない? 高い? 安い? 「紙の新聞」のコスパ 新聞の価値の5割は「見出し」 新聞は「前」と「左」がえらい 社説はひとまず読まなくていい? 陰謀論へのワクチン ミニコラム 「かつての新聞大国ニッポン」 第2章 見出しだけ読んでみた(~10日目) 新聞は飛ばし読みが前提 面白いと思ったところだけ読む すべてつながっている! 高井流「破いて保存」 「すぐ捨てる」が大事 紙だから楽ができる 「もうひとつの1面」文化面 ミニコラム 紙の方がアタマに入る? 第3章 破いて読んでみた(~20日目) 引っかかったら、とにかく「破る」 コミュニケーションの土台になる 「前文」だけ読めばいい 新聞作りにかかる膨大なエネルギー ミニコラム 「信頼できる」けど「読まれない」 第4章 紙の新聞を読むということ(~30日目) 1か月読んでみて 新聞のコスパは? 中上級者向けのおまけ たかが新聞、されど新聞 (布施川)「新聞=オジサンのもの」じゃない (新倉)世界を見る解像度が上がる (高井)「ゼロから」でも新聞は読める あとがき
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明徳の乱 将軍・足利義満と山名一族の最終戦争
明徳の乱 将軍・足利義満と山名一族の最終戦争
著:濱田 浩一郎
星海社新書
室町幕府最大の将軍・足利義満と最大級の守護大名・山名氏の決戦 室町幕府の最盛期を築いた三代将軍・足利義満は明徳二年、日本の六分の一を領有する最大級の守護大名・山名氏との決戦に挑む。「明徳の乱」である。本書は、応仁の乱と比べて知名度の低い明徳の乱の背景から発端、詳細な軍の展開と戦後処理、さらには後世における評価までを包括的に記した、本邦初の明徳の乱の解説書である。山名氏がいかにして強大な権力を握り、内部抗争を起こして将軍家に討伐されたのか、戦いに赴く武士の心境はいかなるものか、なぜ山名氏は戦後まで命脈を保てたのか。詳細な記述を通じて室町時代前期の諸相を描く。 *以下、本書目次より抜粋 はじめに 第一章 足利義満という将軍 第二章 「六分の一殿」山名一族の強勢 第三章 物語の中の「明徳の乱」 終章 明徳の乱の諸相 おわりに 主要参考引用文献一覧
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キーウで見たロシア・ウクライナ戦争 戦争のある日常を生きる
キーウで見たロシア・ウクライナ戦争 戦争のある日常を生きる
著:平野 高志
星海社新書
ウクライナ在住16年の記者が語る「戦争のある日常」 ロシア・ウクライナ戦争に関して、戦局の展望やロシア軍の残虐行為、軍事支援、和平問題といった多くの人の関心事については多様な報道や論考が発表されてきた。しかし、その議論の狭間に、注目されない事実がある。ウクライナ国民が戦争下でどのように生活し、何を感じているかである。そんな「戦争のある日常」について、2008年から現地に暮らすウクライナ国営通信日本版の編集者が包み隠さず語ったのが本書である。空襲、物資、娯楽、徴兵、復興……過大評価でも過小評価でもない、生活の中にある等身大の戦争を知り、考えるための必読書。 *以下、本書目次より抜粋 まえがき 第1章 戦時下の生活 第2章 ウクライナで考える 第3章 戦時下エッセイ あとがき
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名探偵ガイド
名探偵ガイド
著:飯城 勇三
星海社新書
〈名探偵〉の歴史を辿る本格ミステリガイド! 〈名探偵〉ーーそれは本格ミステリというジャンルにおける花形であり、その核心である〈推理〉を象徴する存在です。数多の作家が数多の名探偵を生み出し、数多の名探偵が数多の推理を生み出すーーその連鎖のなかで古今東西を問わず縦横無尽に名探偵の継承と発展が繰り広げられ、本格ミステリの世界は拡張してきました。本書では、その歴史を確かめるべく、オーギュスト・デュパンから始まる海外50名+明智小五郎から始まる国内100名の名探偵をセレクト。総勢150名の名探偵による〈推理法〉と〈事件との関わり〉を検証します。名探偵たちが築き上げた推理の歴史を、この本と共に駆け抜けましょう!
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大量死と探偵小説
大量死と探偵小説
著:笠井 潔
星海社新書
探偵小説と大量死を結ぶ、ミステリ界史上最も先鋭な批評体系! 第一次世界大戦における「大量死=匿名の死」への抵抗こそが、死と生の「必然性」への希求としての「探偵小説」を興隆させたのではないか――探偵小説作家にして評論家である笠井潔によって一九九〇年に着想されたこの大胆な仮説は、「探偵小説=二〇世記小説」論として発表されるやいなや、日本ミステリ界を席巻した。イギリス・アメリカ・フランス・ドイツ・ロシアおよび日本の時代精神に照らした作者論・作品論により、縦横無尽の史的検証を積み重ねられた「探偵小説=二〇世記小説」の理論大系を、二一世記の来るべきミステリのために、ここに集成。 *本書目次 はじめに <1> 探偵小説と世界戦争 <2> 探偵小説と二〇世紀精神 <3> 戦後探偵小説作家論 1 横溝正史論ーー論理小説と物象の乱舞 2 高木彬光論ーー屍体という錘と戦争体験 <4> 大量死から大量生へ 1 探偵小説と二〇世紀の「悪魔」 2 異様なワトスン役 3 「魂」を奪われた小説形式 4 大量生と「大きな物語」のフェイク 5 アメリカニズムと「小さな物語」 あとがき
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家庭教師の技術
家庭教師の技術
著:青戸 一之,著:西岡 壱誠
星海社新書
小倉優子、推薦! 「このメソッドで、私も上手に褒めて上手に叱ってもらいました」 これがプロ家庭教師の「結果を出す勉強法・教育術」だ! みなさんは家庭教師について知っていますか?  テレビなどでその存在を一度は聞いたことがあると思います。でも実際、家庭教師が何をどのように教えているかまでご存じの方はどれくらいいるでしょうか?  そこで本書では、普段マンツーマンで指導するがゆえに一般には知られていない、しかし誰でも使える家庭教師の教え方の極意を、歴戦のプロ家庭教師である著者2人が完全公開します。数多くの生徒を志望校に合格させてきた経験をもとにした、受験にもビジネスにも役立つティーチング・コーチング・コミュニケーションの技術をあなたも実践してください。 *本書目次から抜粋 はじめに 第0章 教え方は生徒のタイプでまったく変わる 第1章 ティーチングスキル 生徒を伸ばす教え方の鉄則5ヵ条 第2章 コーチングスキル 一人で走る準備を整えるコーチングの鉄則14ヵ条 第3章 コミュニケーションスキル 鉄板の質問3選と褒め方3ヵ条 第4章 家庭教師のお悩み相談 Q&A おわりに
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最近のウェブ、広告で読みにくくないですか?
最近のウェブ、広告で読みにくくないですか?
著:鈴木 聖也
星海社新書
新進気鋭のウェブメディア編集長が語る、ウェブの現在地と未来予測 一見華やかで先進的なウェブメディアの世界だが、その実態は広告費や閲覧数を稼ぐための泥臭い努力にあふれている。読者のみなさんも、記事本体を埋め尽くす勢いの過剰広告や閲覧数稼ぎのページ分けを見たことがあるはずだ。しかし、こういったメディアの細工は読者にストレスを与え、読みにくくするばかりである。本書では、広告費と閲覧数に頼らないメディアを目指し、2年で異例の黒字化を遂げた『みんかぶマガジン』編集長が、現在のウェブメディアが抱える問題点とその打開策、さらには経済的独立とジャーナリズムを両立させるためのウェブメディアの未来戦略を現場の視点から分析していく。 *本書目次 はじめに 第1章 ウェブメディアの現在地 最近、ネットで「変な広告」増えていませんか? 2021年がピークだった無料ニュースウェブメディア 画像箱のマジックに沸いた「素晴らしき」日々 画像箱やページネーションの是非 無料メディアの限界、有料メディアの伸び悩み 本当の問題は「無料か有料か」ではない 第2章 レガシーメディアのウェブ戦略の間違い 「紙優位」の意識が抜けない出版社系ウェブ編集部 社内の行き場を失った社員の「収容所」と化したウェブメディアも 売れなくても紙至上主義を変えられない出版社 ウェブに理想を求めた意識高い系記者・編集者の末路 コタツ記事は悪なのか? 第3章 私が『みんかぶマガジン』でやったこと 打率0割から初安打まで タワマン文学作家との出会いで見えたもう1つの可能性 全て違う!  新聞記事の書き方、無料記事の書き方、有料記事の書き方 連載と特集ーー有料会員を増やし、やめる人を減らすテクニック 第4章 ウェブメディア編集者って何者だ? 通信社、雑誌社、ウェブメディア 媒体の違いで読者も変わる 有料ウェブメディアの本質は雑誌編集にあった 新聞記者は潰しがきかないのか? ウェブメディア人は紙媒体を経験するべきなのか 紙を経験しないウェブメディア人はダメなのか 第5章 ウェブメディアの未来 転換期を迎えるウェブメディアの世界 サブスクと相性のいいプラットフォームは何か? 『スマートニュース+』の可能性 ジャーナリズムはどう守る おわりに
電子あり
宗教史学者が世界六大宗教から選ぶ「信仰のことば」
宗教史学者が世界六大宗教から選ぶ「信仰のことば」
著:菊地 章太
星海社新書
無宗教であったとしても、さまざまな信仰に 生きた人々が作りあげたものは信じることができる。 今の時代、今の日本では、宗教を信仰する人はそう多くはない。それでも、信仰に生きた人々が作りあげたものの大きさは、宗教を頼みにしていない身にも感じることはできるのではないか。その圧倒的な迫力、その恐ろしさ、あるいは、優しさ、悲しさ、そして美しさに囚われてしまったとき、ちっぽけな自分などもうどうでもよくなる。私たちは特定の宗教を信じることはなくても、信仰によって作られたもの、書かれたもの、なされたことを通じて、宗教の力を実感できるのではないか。キリスト教、ユダヤ教、イスラーム、仏教、儒教、道教。様々な宗教を研究してきた著者が人生で出合った心に深く響く信仰のことばをここに。 *本書目次より抜粋 はじめに 一 儒教のことば 二 道教のことば 三 仏教のことば 四 ユダヤ教のことば 五 イスラームのことば 六 キリスト教のことば おわりに
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