「ルター神学とその社会教説の基礎構造」既刊・関連作品一覧

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ルター神学とその社会教説の基礎構造

ルターの二世界統治説は救済論と救済史観により構築されているという独自の見解を提出し、両者の構造的連関を明らかにした労作。

【目次】
凡例
緒言
第一部 序説――二〇世紀初頭以降の当該問題の研究史
第一章 一九三三年以前
第二章 ナチズムの時代
第三章 第二次世界大戦後
第二部 二世界統治説
序章 研究課題と方法論的反省
第一章 二世界統治説の展開史的考察
一 展開史的考察のための条件
a 発想
b 考察の視点
二 二世界統治説の成立に至るまでのルター的対の展開と二つの統治・国
a 諸聖書注釈を資料にして
b 諸討論を資料にして
c 諸文書を資料にして
d 諸説教を資料にして
第二章 二世界統治説の展開
一 農民戦争期とその前後
二 後期ルター
第三章 ルター神学における二世界統治説の位置
一 教会論との関連
二 公権力と反抗権の理解
第三部 ルターの二世界統治説の歴史的位置
第一章 中世の二権説、特に教皇絶対権への批判
第二章 熱狂主義批判
一 ミュンツァー
二 カールシュタット
後記 
人名索引
参考文献