「初期アウグスティヌス哲学の形成」既刊・関連作品一覧

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初期アウグスティヌス哲学の形成

第一の探求する自由 思想史的視野の下、新プラトン主義とキリスト教思想の結晶を通してアウグスティヌスの宗教的探求の意味を解明。若きアウグスティヌスの思想、ことにミラノでの回心における新プラトン主義とキリスト教の関係をめぐる問題についてのこれまでの論文をまとめた。

【目次より】
序章 第一の探求する自由 アウグスティヌスの「回心」をめぐる新しい視点
第一篇 若きアウグスティヌスの精神的遍歴
第一章 「ホルテンシウス体験」と「知恵の探求」への決意
第二章 アウグスティヌスとマニ教
第三章 アウグスティヌスと懐疑主義
第二篇 神探求の場の発見 ミラノにおける新プラトン主義的キリスト教との出会い
第一章 アウグスティヌスと新プラトン主義
第二章 神と魂と真理
第三章 絶対の相の下に 若きアウグスティヌスにおける悪の問題
第四章 プロティヌスに遡って
第三篇 探求的信仰の確立と「回心」
第一章 信憑的なものと信仰 「信」の成立する場の究明
第二章 宗教的「探求」の位置づけ
第三章 探求の二重の道 初期アウグスティヌスにおける信仰と理性
第四章 創造における conversio
あとがき