内容紹介
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目次
- はしがき
- 序章 予備的考察
- 1 国民所得の循環的構造
- 2 均衡所得水準の決定
- 3 問題の所在と本書での展開
- 第 I 部 雇用・分配・インフレーション
- 第1章 ケインズ理論と企業者の供給態度
- 1 問題の所在
- 2 ケインジアンにおける無視
- 3 ケインズにおける重視
- 4 企業者の供給態度と貯蓄・投資均等との関連
- 5 ケインズの「古典派」批判と『一般理論』の課題
- 第2章 ケインズ的分配論の展開
- 1 問題の所在
- 2 ケインズ体系における分配率決定
- 3 修正ケインズ・モデル 貯蓄率が分配率に依存
- 4 二部門モデル 生産物の相対価格の役割
- 第3章 不完全雇用均衡の成立と価格メカニズム
- 1 硬直的貨幣賃金率のケース
- 2 伸縮的貨幣賃金率のケース 「準均衡」の存在と安定性
- 第4章 ケインズ理論とコスト・インフレーション 失業とインフレーション
- 1 問題の所在
- 2 第二次大戦後の世界のインフレ体質
- 3 完全雇用と物価上昇のジレンマ 貨幣賃金変動の三段階
- 4 労働市場とインフレーション 需要インフレと賃金インフレの区別
- 5 企業の市場支配力とインフレーション マークアップ・インフレーション
- 6 所得政策の理論的基礎
- 第5章 インフレーションに関する三つの補論
- 1 生産性上昇率格差インフレ説と輸入インフレ論
- 2 フィリプス曲線とフリードマンの議論
- 3 1960~71年の日本の物価動向とその背景
- 第6章 ハロッド、新古典派、カルドアの経済成長理論 完全雇用均衡成長の可能性をめぐって
- 1 ハロッドとドーマーの成長理論
- 2 新古典派成長理論
- 3 カルドア成長理論
- 4 結び
- 第7章 フィリプス曲線を含む不均衡成長モデル
- 1 問題の所在
- 2 技術進歩のない場合
- 3 技術進歩の存在する場合
- 4 結びに代えて
- 第 II 部 産業連関と外国貿易
- 第8章 国民所得循環の産業連関分析
- 1 問題の所在
- 2 前提
- 3 国民所得分析と産業連関分析との対比 乗数的波及過程の観点から
- 4 家計部門の内生化と乗数的波及過程
- 5 結び
- 第9章 産業連関分析による外国貿易乗数論の展開
- 1 問題の所在
- 2 貿易乗数論における原材料輸入の取り扱い方の欠陥
- 3 前提とモデル
- 4 「産業連関論の立場からの貿易乗数式」とその帰結
- 5 国民所得に関する産業統合条件の経済的意味
- 6 競争輸入の存在する場合
- 付論A 行列演算による結果の簡単な導出法
- 付録B 貿易乗数式における原材料輸入の取り扱い
- 第10章 国民所得分析と産業統合の条件
- 1 問題の所在
- 2 ケインズの立場
- 3 国民所得への波及に関する産業統合条件
- 4 産業連関分析における統合条件との関係
- 5 結び
- 第11章 産業連関分析における輸入の取り扱い
- 1 問題の所在
- 2 輸入の取り扱いに関する私見の要約
- 3 わが国の連関表における輸入の取り扱い方法の変遷とその意義
- 残された課題
製品情報
製品名 | 雇用と物価の経済理論 |
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著者名 | 著:安井 修二 |