「ビルマの竪琴」の作者が、戦後日本で見て感じて考えた」ことをまとめたエッセイ集。自由主義を愛した著者に、戦後はどう映ったのか? 日常と哲学が交錯する、珠玉の随筆集である。 【目次より】 1 学生事件の見聞と感想 2 門を入らない人々 3 心理戦略 4 原爆のこと 5 在米の安倍先生に 1 砂の上にて 2 磯 3 国籍 4 すこしきたない話 5 俗論 1 精神史について 2 進歩思想について 3 「日本人とは何か」について 4 両次大戦間のドイツの文芸思潮 あとがき
ヘーゲルのギリシア哲学論
山口 誠一
現代哲学の系譜
藤田 健治
ブルジョワ 近代経済人の精神史
ヴェルナー・ゾンバルト,金森 誠也
地球にちりばめられて
多和田 葉子
世界一豊かなスイスとそっくりな国ニッポン
川口 マーン 惠美
歴史的感覚と歴史の意味(歴史学叢書)
F・マイネッケ,中山 治一
不法行為帰責論
前田 達明
カント「視霊者の夢」
イマヌエル・カント,金森 誠也
西洋中世国制史の研究2:国家そして社会 地域史の視点
山田 欣吾
ヨーロッパの出現
樺山 紘一
ハイデガー 存在の歴史
高田 珠樹
ドイツ中世都市法の研究
林 毅
1903~1984年。評論家、ドイツ文学者、小説家。日本芸術院会員。東京大学教養学部教授。東京帝国大学文学部独文科卒業。著書に、『光と愛の戦士』『失はれた青春』『ビルマの竪琴』『北方の心情』『憑かれた人々』『希臘にて』『手帖』『樅の木と薔薇』『失われた青春』『見て感じて考える』『古都遍歴-奈良』『精神のあとをたずねて』『白磁の杯』『昭和の精神史』『ヨーロッパの旅』『續 ヨーロッパの旅』『まぼろしと真実 私のソビエト見聞記』『剣と十字架 ドイツの旅より』『京都の一級品 東山遍歴』『人間について 私の見聞と反省』『時流に反して』『日本人と美』『乱世の中から 竹山道雄評論集』『みじかい命』『竹山道雄著作集(全8巻)』『歴史的意識について』『主役としての近代』『尼僧の手紙』『昭和の精神史』『昭和の精神史』『竹山道雄セレクション(全4巻)』(平川祐弘編)『昭和の精神史』『西欧一神教の世界』などがある。