20世紀最大の哲学者・マルチン・ハイデッガー(1889-1976)の哲学に潜む魅力の源泉に迫る。「真」「神」「技術」を読む。 【目次】 序文 第一部 理解と解釋 一 思ひ 二 『思索の經驗より』についての所見 三 告別 四 最後の神 第二部 解釋と批判 五 眞性と非眞性 六 靜けさの響 七 ハイデッガーと技術の問題 ――或る一つの批判的所見―― 八 或る一つの東アジア的見地から見たハイデッガーの世界の問――集-立と四方界
空の構造 「中論」の論理
立川 武蔵
野の百合・空の鳥(兄弟選書)
セーレン・キェルケゴール,久山 康
身体と魂の思想史 「大きな理性」の行方
田中 彰吾
読む哲学事典
田島 正樹
詩と哲学
高坂 正顕
ヨーロッパの地理哲学
マッシモ・カッチャーリ,上村 忠男
庭の話
宇野 常寛
西田幾多郎先生の生涯と思想
生きることは頼ること 「自己責任」から「弱い責任」へ
戸谷 洋志
ドイツ神秘主義叢書5:ゾイゼの生涯
ハインリヒ・ゾイゼ,神谷 完
善悪の彼岸
フリードリヒ・ニーチェ,丘沢 静也
社会学および経済学の「価値自由」の意味
ウェーバー、マックス,松代 和郎
1922~2010年。哲学者。京都大学名誉教授。京都帝国大学文学部卒業。文学博士。著書に、『ハイデッガー論攷』『ハイデッガーの思索』『ドイツ観念論断想 1』、訳書に『ハイデッガー選集 第8 野の道・ヘーベル一家の友』(共訳)『根拠律 ハイデッガー』(共訳)『思索の事柄へ ハイデッガー』(共訳)『ハイデッガー全集 第9巻 道標』(共訳)『ハイデッガー全集 第2巻 有と時』(共訳)など。