中世から始まった領主が領地や財産を直接に支配することが知行である。ここからどのようにして本邦における不動産の占有が始まったのかを探る。 【目次より】 序 一 序説 二 知行制の成立 三 知行の構成要索 四 知行の本質及び法律上の意味 五 知行の効力 六 知行の保護 七 知行制の発展 八 GewereとPossessioと知行 九 結言
(訳註)中国近世刑法志(上)
梅原 郁
戦争放棄の思想についてなど
広中 俊雄
民法・著作権法上の諸問題(民法研究7)
勝本 正晃
現代民主主義の憲法思想 フランス憲法および憲法学を素材として
樋口 陽一
徳川禁令考 後集1
法制史学会,石井 良助
法制史論集7:近世取引法史
石井 良助
東洋法史論集5:清朝蒙古例の研究
島田 正郎
訳注『名公書判清明集』戸婚門 南宋代の民事的紛争と判決
高橋 芳郎
藩法史料集成
中澤 巷一,京都大学日本法史研究会
中国法制史論集
滋賀 秀三
刑法紀行
団藤 重光
徳川幕府と中国法
奥野 彦六
1907-1993年。東京帝国大学法学部法律学科卒業。東京大学教授を務めたのち、東京大学名誉教授。専門は日本法制史。著書に、『中世武家不動産訴訟法の研究』『日本法制史概説』『日本不動産占有論』『天皇 天皇統治の史的解明』『日本史概説』『大化改新と鎌倉幕府の成立』『江戸の刑罰』『江戸の離婚 三行り半と縁切寺』『吉原 江戸の遊廓の実態』『江戸町方の制度』『略説日本国家史』『日本婚姻法史』『日本団体法史』『近世関東の被差別部落』『民法典の編纂』『日本相続法史』『近世取引法史』『天皇』『近世民事訴訟法史 正続』『日本刑事法史』など多数ある。