内容紹介
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目次
- 序
- 第一章 文学的考察
- 一 詩人としての自覚
- (附録) 唐代における詩の伝播について
- 二 杜詩の象徴性とその哲学
- 三 杜甫における李白の意味
- 第二章 作品の研究
- 一 「崔氏東山草堂」詩の作時について
- (附録) 芭蕉の「秋深き」の句と、杜甫の「崔氏東山草堂」の詩について
- 二 「秋興八首」序説
- 三 「又呈呉郎」の詩について 「即防遠客雖多事、便挿疏籬却甚真」考
- 四 「登岳陽楼」の詩について 「呉楚東南〓、乾坤日夜浮」考
- 五 「風疾、舟中伏枕書懐、三十六韻」の作時について
- 第三章 杜甫と仏教
- 一 杜甫の仏教的側面
- 二 杜詩における摩訶薩〓の投影
- 三 「秋日、〓府詠懐、一百韻」における「七祖禅」についての考察
- 第四章 杜詩の発見
- 一 中唐より北宋末に至る杜詩の発見について
- 二 「唐書」杜甫伝中の伝説について
- 三 王洙本「杜工部集」の流伝について
- 第五章 日本における杜詩
- 一 日本における杜詩享受の歴史
- 二 芭蕉文学における杜甫
- 三 島崎藤村における杜甫 「千曲川旅情の歌」を中心にして
- 第六章 雑考
- 一 杜詩「幽興」考 杜甫の自然観への手がかり
- 二 杜甫と薬草 「同谷七歌」黄精考
- 三 杜甫家族考
- 初出一覧
製品情報
製品名 | 杜甫の研究 |
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著者名 | 著:黒川 洋一 |