キリスト教における殉教研究

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キリスト教における殉教研究
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内容紹介

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目次

  • 序論
  • 第I部 殉教とは何か
  • 第一章 通俗概念の混乱とその使用範囲の広がり
  • 第二章 日本キリシタンにおける殉教問題
  • 一 日本キリシタン殉教録の文学類型
  • 二 キリシタン研究と殉教
  • 三 日本キリシタンから古代殉教教会への遡上
  • i 潜伏キリシタンの殉教文書と姉崎正治のキリシタン殉教思想発展史観
  • ii ルイス・グラナダの『使徒信条概説』とその二和訳書
  • iii 『マルチリヨ』とキリスト教古代
  • iv 日本キリシタンと古代キリスト教の媒介者としての「新しい信心」
  • 第II部 殉教録・殉教者行伝の成立と殉教者崇拝
  • 第一章 古代教会における殉教者崇拝文書の成立とその宗教的役割
  • 第二章 古代教会典礼の視点から見た殉教者崇拝
  • 第III部 古代教会に出現した迫害・殉教の研究とその史観
  • 第一章 古代キリスト教殉教研究のあらたな検討課題
  • 第二章 倫理行為としての殉教史観
  • 一 伝統的殉教研究の視点の拡大
  • 二 殉教者の道を決定する歴史的諸条件
  • 第三章 古代キリスト教社会における女性殉教者と教会指導者たち
  • 第四章 古代教会における殉教希求の分析
  • 一 殉教論の現代的視点とその課題の再考察
  • 二 C・ブッターヴェックの殉教研究をめぐって
  • 三 ブッターヴェックとキプリアヌスの殉教思想
  • 四 『フォルトゥナートゥスヘ 殉教の勧め』をめぐって
  • 第IV部 古代教会における「棄教論」の再考察
  • 第一章 キプリアヌスの『棄教論』に関する歴史的課題
  • 第二章 『棄教論』の執筆背景
  • 第三章 『棄教論』の内容分析
  • 第V部 アンティオキアのイグナティオスにおける殉教思想
  • 第一章 イグナティオスの殉教
  • 一 イグナティオスの生きた時代背景
  • 二 イグナティオスの『ローマの信徒への手紙』
  • 第二章 イグナティオスにおける殉教思想の分析とその検証
  • 一 W・H・C・フレンドの研究成果の検証
  • 二 イグナティオス研究の新しい歩み
  • 三 グノーシスと殉教
  • 第三章 イグナティオスの殉教思想研究における史的展開と課題分析
  • 一 方法論的視点の推移
  • 二 N・ブロックスにおける殉教研究の視点と成果
  • 三 H・ラトケにおけるイグナティオスとパウロ書簡の比較研究の視点と成果
  • 四 W・M・スワートレイにおけるイグナティオスのキリスト模倣思想研究の視点と成果
  • 五 R・A・バゥアによるイグナティオスの「神への到達」の概念分析と殉教研究
  • 六 結び
  • 付録
  • 原典訳一 キプリアヌス『棄教論(棄教者について)』
  • 原典訳二 テルトリアヌス『殉教者たちへ』
  • あとがき

製品情報

製品名 キリスト教における殉教研究
著者名 著:佐藤 吉昭

著者紹介

著:佐藤 吉昭(サトウ ヨシアキ)

1927年生まれ。神学者。京都産業大学名誉教授。京都大学文学部哲学科基督教学専攻課程(旧制)終了、同大学院研究科を経て、スイス連邦共和国フリブール大学、ドイツ連邦共和国ミュンヘン大学神学部で学ぶ。
著書に、『キリスト教における殉教研究』などがある。

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