マックス・シェーラーの人間学

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マックス・シェーラーの人間学
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内容紹介

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目次

  • 序論 シェーラー人間学の方法
  • 第一章 シェーラーと現代の人間学
  • 第一節 現代の人間学的状況
  • 第二節 シェーラーと「哲学的人間学」の成立
  • 第三節 『宇宙における人間の地位』における人間学の特色
  • 第四節 プレスナーの哲学的人間学
  • 第五節 ゲーレンの人間学
  • 第六節 批判的考察
  • 第二章 哲学的人間学の構成
  • 第一節 哲学的人間学の萌芽
  • 第二節 『宇宙における人間の地位』の成立
  • 第三節 心的諸機能の段階説
  • 第四節 人間の本質的特性としての精神
  • 第五節 伝統的人間学の批判
  • 第六節 人間学と形而上学
  • 第七節 シェーラーの形而上学と人間学に対する解釈と批判
  • 第三章 他者認識と間主観性理論
  • はじめに 近代主観性の哲学における他者の喪失と発見
  • 第一節 人間学的構成における自我と人格
  • 第二節 従来の他我知覚の理論への批判
  • 第三節 間主観性についての新しい学説
  • 第四節 シェーラー学説の批判的検討
  • 第四章 愛の秩序
  • 第一節 愛の本質と価値世界との関連
  • 第二節 愛と衝動
  • 第三節 人格の本質と愛の秩序
  • 第四節 批判的考察
  • 第五章 ルサンティマンの人間学
  • 第一節 ルサンティマンの現象学
  • 第二節 ルサンティマンに陥りやすい人間類型
  • 第三節 近代的人間愛と近代社会の批判
  • 第六章 身体論
  • 第一節 心身二元論とデカルト批判
  • 第二節 身体の現象学
  • 第三節 批判的考察
  • 第七章 心情の法則性
  • 第一節 共同感情と愛
  • 第二節 羞恥感情とその現象学的解明
  • 第三節 良心の現象学的解明
  • 第八章 人格と共同体
  • はじめに
  • 第一節 カントの人格主義
  • 第二節 カントからシェーラーへ
  • 第三節 人格の概念
  • 第四節 個別人格と総体人格
  • 第五節 社会的共同の四形態
  • 第六節 総体人格と連帯(共同)責任
  • 終わりに シェーラーの人格概念の立体的構造について
  • 第九章 知識社会学と人間学
  • はじめに
  • 第一節 知識社会学の課題
  • 第二節 文化社会学と実在社会学
  • 第三節 社会的作用秩序の法則
  • 第四節 知識社会学の問題
  • 第五節 知識の三類型
  • 第六節 批判的考察 とくにマンハイムの批判を通して
  • 第一〇章 宗教的人間学
  • はじめに
  • 第一節 時代の精神史的状況とホモ・レリギオスス
  • 第二節 人間(類型)学から見た宗教と哲学との関係
  • 第三節 宗教の本質現象学
  • 第四節 自然的宗教と啓示宗教
  • 第五節 「宗教的作用」の法即性
  • 第六節 「宗教的人間」の人間学
  • 第七節 批判的検討
  • あとがき
  • 参考文献

製品情報

製品名 マックス・シェーラーの人間学
著者名 著:金子 晴勇

著者紹介

著:金子 晴勇(カネコ ハルオ)

1932年生まれ。倫理学者。聖学院大学客員教授。京都大学文学部卒。同大学院博士課程中退。文学博士。専攻は、キリスト教思想史専攻。
著書に、『ルターの人間学』(学士院賞)『対話的思考』『宗教改革の精神 ルターとエラスムスとの対決』『アウグスティヌスの人間学』『恥と良心』『ルターとその時代』『対話の構造』『近代自由思想の源流』『キリスト教倫理入門』『倫理学講義』『愛の秩序』『聖なるものの現象学 宗教現象学入門』『マックス・シェーラーの人間学』『ヨーロッパの思想文化』『人間学から見た霊性』『宗教改革者たちの信仰』『霊性の証言 ヨーロッパのプネウマ物語』『ヨーロッパ思想史 理性と信仰のダイナミズム』など、
訳書に、C.F.v.ヴァイツゼカー『科学の射程』(共訳)マルティン・ルター『生と死について 詩篇90篇講解』C.N. コックレン『キリスト教と古典文化 アウグストゥスからアウグスティヌスに至る思想と活動の研究』エラスムス『対話集』など多数。

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