ケンブリッジ・プラトン主義 神学と政治の連関

創文社オンデマンド叢書
ケンブリッジ・プラトンシュギ シンガクトセイジノレンカン
  • 電子のみ
ケンブリッジ・プラトン主義 神学と政治の連関
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

+ もっとみる

目次

  • 凡例
  • 序論 本研究の背景
  • 第一節 既存研究
  • 第二節 イギリスの「中道的近代」に向けて
  • 第一部 神学から道徳ヘ
  • 第一章 思想的来歴 理論と実践におけるヴィア・メディア(中道)
  • 第一節 問題の所在 ケンブリッジ・プラトニズムにおける「実践」への視座
  • 第二節 内乱期にいたる知的確立 一六三〇─五〇年代を中心に
  • 第三節 体制転換期における中道アングリカニズムの実践 一六六〇~八〇年代を中心に
  • 第四節 おわりに
  • 第二章 神的理性と「神への参与」 哲学的神学の基礎
  • 第一節 はじめに
  • 第二節 ケンブリッジ・プラトニズムの哲学・神学原理
  • 第三節 「理性と信仰」論
  • 第四節 おわりに
  • 第三章 自由意志と倫理 神への自由と完成
  • 第一節 ケンブリッジ・プラトニストにおける「自由」の意義
  • 第二節 「真の自由」(trueliberty)
  • 第三節 キリスト教倫理の特質 道徳的自由の完成
  • 第四節 おわりに
  • 第四章 神愛の概念 善・参与・愛の法
  • 第一節 問題意識 愛の思想史的地位
  • 第二節 神人関係における愛
  • 第三節 世界における愛の実践
  • 第四節 おわりに
  • 第二部 道徳から国家・教会へ
  • 第五章 神学的主知主義の自然法道徳
  • 第一節 はじめに
  • 第二節 自然・神・本性的善 自然法の神学的基礎
  • 第三節 自然法とキリスト教倫理
  • 第四節 おわりに
  • 第六章 包容教会理念
  • 第一節 はじめに
  • 第二節 理性によるコンフェッショナリズムの内在的克服
  • 第三節 包容教会の精神的基礎
  • 第四節 おわりに
  • 第七章 黙示録解釈と千年王国論 アングリカン国制の擁護と革新
  • 第一節 一七世紀千年王国思想の多様性
  • 第二節 一七世紀イングランドにおける黙示録解釈と千年王国論
  • 第三節 千年王国論における神学・道徳・歴史
  • 第四節 アングリカン国制と千年王国 教会と国家の革新
  • 第五節 おわりに
  • 第八章 政治世界像 善・参与・主知的システム
  • 第一節 はじめに
  • 第二節 「政治」の前政治的基礎
  • 第三節 国家・教会秩序の再構成原理 カドワース『宇宙の真の知的体系』を中心に
  • 第四節 おわりに 非政治的視座
  • 結論
  • あとがき
  • 参考文献

製品情報

製品名 ケンブリッジ・プラトン主義 神学と政治の連関
著者名 著:原田 健二朗

著者紹介

著:原田 健二朗(ハラタ ケンジロウ)

南山大学准教授。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(法学)。専門は、イギリス研究、政治思想史。著書に、『ケンブリッジ・プラトン主義』など、訳書にジョナサン・ウルフ『「正しい選択」がないならどうすべきか』(共訳)などがある。

オンライン書店で見る