アリストテレス政治哲学の重層性

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アリストテレス政治哲学の重層性
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内容紹介

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目次

  • はじめに
  • 序章 アリストテレス政治哲学研究の諸前提 伝記的素描、『政治学』の構成、研究の方法
  • 一 伝記的素描
  • 二 『政治学』の構成
  • 三 研究の方法 分節・統合的言分析
  • 第一章 「統治(アルケー arkhe)」の二重性 E・バーカー、H・アレントの「アルケー(統治)」理解との対比において
  • 一 はじめに
  • 二 E・バーカーのアリストテレス理解
  • 三 H・アレントのアルケー理解
  • 四 アリストテレスにおけるアルケー把握
  • 五 結びにかえて
  • 第二章 「公的なるもの(ト・コイノン to koin0n)」の重層性
  • 一 問題の所在
  • 二 「コイノン」の用例の検討
  • 三 国家と家
  • 四 市民規定の二重性
  • 五 結びにかえて
  • 第三章 「正(ディカイオン dikaion)」の重層性
  • 一 問題の所在
  • 二 訳語の問題
  • 三 「正」の構造 タクシス taxis(整序づけ)論の視角から
  • 四 「正」の構造 エートス論の視角から
  • 五 「正」の二重性 倫理学から政治学へ
  • 六 拡張的転用としてのディカイオン 奴隷に対して
  • 七 結びにかえて
  • 第四章 所有論の位相
  • 一 問題の所在
  • 二 所有、富、規定の二重性
  • 三 財産の獲得をめぐる方法の二重性
  • 四 蓄財術への実用的対応
  • 五 理想的国家体制における所有の原理
  • 六 結びにかえて いわゆる人間中心主義をめぐって
  • 第五章 知慮(フロネーシス phronesis)の重層性
  • 一 問題の所在
  • 二 『政治学』における知慮(フロネーシス)、観想知(テオーリアー)、直知(ヌース)
  • 三 『政治学』『ニコマコス倫理学』における哲学と政治
  • 四 直知(ヌース)の四つの位相
  • 五 知慮の構造
  • 六 知慮の定義と知慮が働く場
  • 七 実践概念の新たな地平
  • 八 結びにかえて
  • 第六章 国家論の構造
  • 一 問題の所在
  • 二 いわゆる自然的国家論について
  • 三 アリストテレスにおける国家の定義
  • 四 現実的国家体制論
  • 五 理想的国家体制論
  • 六 結びにかえて
  • 第七章 アリストテレス政治学における国内的・国際的秩序観について
  • 一 序 二つのアリストテレス観
  • 二 アリストテレス政治学における秩序
  • 三 アリストテレス政治学における個人と共同
  • 四 アリストテレスにおける国家
  • 五 アリストテレス政治学における国際的秩序観
  • 六 結びにかえて
  • 終章 展望あるいはアリストテレス政治哲学の現代的意義
  • 一 直知論
  • 二 意志論と感性論
  • 三 音楽教育論と直知
  • 補論一 アリストテレス政治学における「コイノーニアー koinonia」と家と王の統治
  • 補論二 アリストテレス政治学の基本用語「ポリーテウマ politeuma」について
  • あとがき
  • 文献一覧

製品情報

製品名 アリストテレス政治哲学の重層性
著者名 著:荒木 勝

著者紹介

著:荒木 勝(アラキ マサル)

1949年生まれ。岡山大学副学長。専門は、西洋政治史。名古屋大学法学部卒業、名古屋大学大学院法学研究科博士課程単位修得退学。国際基督教大学博士(学術)取得。
著書に、『アリストテレス政治哲学の重層性』『現代公共政策のフロンティア』『ポーランド年代記と国家伝承』など、
訳書に、アリストテレス『政治学』『匿名のガル年代記―中世ポーランドの年代記』などがある。

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