近世都市社会の「訴訟」と行政

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近世都市社会の「訴訟」と行政
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内容紹介

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目次

  • 序章 先行研究の整理と本書の課題
  • 第一章 「訴願」手続きの整備と都市行政の展開
  • 第一節 享保期の「訴願」手続き規定と都市行政
  • 第二節 寛政の町法改正と「訴願」手続きの変更
  • 第三節 町法改正と普請奉行管轄下の行政手続き
  • 第四節 天保期における行政手続きの変更
  • 補論一 「訴願」手続きの成立とその変遷
  • 第一節 「欠落」に関する訴願手続き
  • 第二節 「検使見分」に関する訴願手続き
  • 第三節 「捨子」に関する訴願手続き
  • 補論二 江戸の「訴訟」制度と公事宿、町役人の機能
  • 第一節 「在方」と公事宿の関係と先行研究の再検討
  • 第二節 江戸の「訴訟」と町役人の機能
  • 第二章 「訴願」に対する町奉行所の対処方法とその特質 「内寄合」と「見分」を中心に
  • 第一節 「御内寄合物一件」にみる「内寄合」と「見分」
  • 第二節 「見分」と「内寄合」の過程における諸問題
  • 第三章 町人の「訴願」と町奉行所・町年寄の利害調整機能 「正宝録」の「訴答之部」の再検討を通じて
  • 第一節 「正宝録」の「訴答之部」の具体的内容
  • 第二節 「坂本町旧記」と「江戸橋広小路井最寄旧記」にみる「返答書」関係の記事
  • 第三節 訴願の「審理」における町奉行・町年寄の利害調整機能
  • 第四章 「町触願」とその裁定をめぐる幕府の原則
  • 第一節 「正宝録」の「訴答之部」にみる「町触流し願」
  • 第二節 「町触願」の否定と「被仰渡」「申渡」
  • 第三節 「申渡」「町触」「惣触」の触れ出しに関する審議
  • 補論三 「訴願」の終結と「願下ケ」手続きの特色
  • 第一節 「願下ケ」手続きの実態
  • 第二節 「市中取締類集」諸願筋下ケ之部の内容
  • 第五章 月行事の「訴願」と都市社会の行政
  • 第一節 月行事の「訴願」と都市における「管轄権」や行政「管轄」の問題
  • 第二節 月行事による町政の運営をめぐる訴願
  • 第三節 月行事による都市行政への要望に関する訴願
  • 終章 近世都市社会における「訴訟」と行政の特色
  • 一 近世都市社会における「訴訟」と「訴願」
  • 二 近世都市江戸における「訴願」手続きの整備
  • 三 町奉行所における「訴願」内容の活用
  • あとがき

製品情報

製品名 近世都市社会の「訴訟」と行政
著者名 著:坂本 忠久

著者紹介

著:坂本 忠久(サカモト タダヒサ)

1959年生まれ。法制史学者。東北大学大学院法学研究科教授。早稲田大学法学部卒、金沢大学大学院修士課程修了、大阪大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。法学博士(東北大学)。専門は、日本近世の法制史。
著書に、『天保改革の法と政策』『近世後期都市政策の研究』『近世都市社会の「訴訟」と行政』『近世江戸の都市法とその構造』『藩法史料叢書 1 佐野藩』(編)などがある。

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