内容紹介
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目次
- 序 なぜ申命記が重要なのか
- 序章 旧約聖書の中心をめぐる諸考察とヘブライズム法思想
- 第一節 旧約聖書の中心を求める試みが意味するものとは 第二節 ヘブライズムの中心を求める試みが意味するものとは 第三節 申命記と申命記史家が証言する、モーセに顕現した出エジプトの神
- 第一部 ヘブライズムの文化的・法的環境世界
- 第一章 古代メソポタミアの法秩序と古代イスラエル法の独自性
- 第一節 古代イスラエル法の独自性 第二節 旧約聖書の律法の独自性 第三節 旧約聖書の編纂と律法の精神
- 第二章 古代イスラエル人が生きていた罪と罰の世界
- 第一節 女性を基準に判別していた姦通罪 第二節 姦通罪をめぐる審判の行方 第三節 裁きの精神
- 第三章 古代イスラエルにおける法共同体の成立
- 第一節 遊牧民の文化的伝統 第二節 「客人法」における権利と義務 第三節 裁判における権利と義務
- 第二部 ヘブライズム法思想における申命記の意義
- 第一章 旧約聖書における申命記の位置とその特質
- 第一節 申命記の正典上の位置 書名と本文 第二節 古代イスラエル法の特質について
- 第二章 申命記をめぐる文献学的研究の現在・未来
- 第一節 申命記をめぐる問題 第二節 研究の歩み 第三節 申命記法典編纂とヨシヤ時代
- 第三章 申命記改革における王国の司法行政
- 第一節 申命記が指し示す世界 第二節 ヨシヤの宮廷が進めた諸改革 第三節 申命記法典編纂の狙い
- 第四章 ヨシヤ王による占領政策と同化政策
- 第一節 ヨシヤの治世における政治行政 第二節 ヨシヤの構造改革 第三節 占領地における政治と宗教 第四節 ヨシヤの同化政策の光と影 第五節 新しい国家の理念と聖なる民
- 第五章 申命記における聖戦思想の復活と聖絶観念の成立
- 第一節 聖戦をめぐる諸考察 第二節 申命記的聖戦理解
- 第三部 ヘブライズムにおける歴史意識と申命記の遺産
- 第一章 歴史書編纂における申命記史家の歴史意識
- 第一節 旧約聖書の歴史書の編纂について 第二節 申命記史家による歴史書編纂
- 第二章 申命記史家によるイスラエル理解の虚構とその創造性
- 第一節 理念としてのイスラエルとその歴史的背景 第二節 約束の地をめぐる聖戦思想の構築
- 第三章 ヘブライズムから見た聖戦論の思想史的意義
- 第一節 国家主導の戦争がもたらしたもの 第二節 旧約聖書が掲げる戦争の問題と聖戦思想
- 終章 モーセ像をめぐる伝承史的考察から見たヘブライズム法思想の特質
- 第一節 理念型的に見た指導者としてのモーセ 第二節 祭儀的仲保者としてのモーセ 第三節 法伝達者としてのモーセとその仲保者性 第四節 預言者的仲保者と法的仲保者の間で
- 結び なぜモーセ的伝統が重要なのか
- 後書き
- 年表
- 地図
- 注
- 申命記関連文献表
- 略記号一覧
製品情報
製品名 | ヘブライズム法思想の源流 |
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著者名 | 著:鈴木 佳秀 |