目次
- はしがき
- 序章 問題の所在
- 第一章 欧陽脩小伝
- 第二章 宋代吉州の欧陽氏一族
- はじめに 一 欧陽氏一族の履歴 二 欧陽氏一族と学問・文学 三 欧陽氏一族と科挙 四 欧陽氏一族の姻戚関係 五 欧陽氏一族の族譜編纂 小結
- 第三章 慶暦の新政の源流 「原弊」を手掛かりに
- はじめに 一 荊湖北路説と江西路説の検討 二 「兼并之弊」の念頭に置く地域 三 「原弊」の論理 四 「原弊」と慶暦の新政 小結
- 第四章 欧陽脩における歴史叙述と慶暦の新政
- はじめに 一 「因循」と「苟且」 二 『五代史記』の馮道論と賈誼の『新書』 三 『五代史記』の士人像 四 『五代史記』の国家秩序論 五 君主論 小結
- 第五章 欧陽脩における諫諍と輿論
- はじめに 一 宋代諫官制度の変遷概略 二 欧陽脩の諫官観 三 慶暦の新政と欧陽脩の諫官就任 四 輿論と慶暦時代 五 輿論と国家観 小結
- 第六章 濮議論争 あるべき国家像を求めて
- はじめに 一 濮議論争の経緯 二 濮議論争の焦点 三 君主論 小結
- 第七章 欧陽脩の生平と疾病
- はじめに 一 青苗法と致仕 二 疾病の実態 三 外任から致仕へ 小結
- 第八章 壮年期の蹉跌と宗族
- はじめに 一 〓州貶謫の経緯 二 知己と肉親の死 三 欧陽脩と仏教・道教 四 精神的拠り所としての宗族 小結
- 第九章 欧陽脩における族譜編纂の意義
- はじめに 一 「欧陽氏譜図」概観 二 欧陽脩の「欧陽氏譜図」編纂の意図 三 欧陽脩の行政姿勢と欧陽氏一族との連関 四 五代・宋における欧陽氏一族の郷里社会での位置と役割 小結
- 第十章 北宋中期における宗族の再認識について
- はじめに 一 家廟設置の経緯とその後の変遷 二 家廟設置をめぐる議論 三 十一世紀半ばとその時代認識 四 北宋中期の宗族をめぐる理論 五 北宋中期の士大夫と家 小結
- 終章
- 附篇
- 第一章 欧陽修か欧陽脩か
- はじめに 一 「欧陽修」の論拠 二 「欧陽脩」の論拠 三 「おうようしゅう」の墨跡 むすび
- 第二章 馮道論 欧陽脩と司馬光
- はじめに 一 欧陽脩の馮道論 二 司馬光の馮道論 三 欧陽脩の国家理念 四 司馬光の国家理念 むすび
- 第三章 「桑懌伝」と『五代史記』士人論
- はじめに 一 欧陽脩の『史記』文章論 二 「桑懌伝」と『五代史記』士人論 むすび
- あとがき
製品情報
製品名 | 欧陽脩 その生涯と宗族 |
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著者名 | 著:小林 義廣 |