内容紹介
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目次
- 序
- 第一部 劉知幾と『史通』
- 第一章 劉知幾の歴史意識
- はじめに 第一節 中国における自叙 第二節 劉知幾の自叙 第三節 歴史意識 第四節 史官の理念
- 第二章 劉知幾 史評者の立場
- はじめに 第一節 「衣冠乗馬議」 第二節 随時と師古 第三節 二つの随時 第四節 高次の随時 第五節 『史通』における師古の世界
- 第三章 宋代における『史通』
- はじめに 第一節 『史通』への信頼 第二節 唐末宋初の『史通』批判 妄りに聖哲を誣し 第三節 宋代の知識層と『史通』 第四節 僧伝の変革と『史通』の影響 第五節 張唐英の劉知幾批判 何ぞ聖人を評するの甚だしきや 第六節 史才三長説と五不可論の浸透 第七節 『史通』受容の意味
- 第二部 中唐の思想
- 第一章 権徳輿とその周辺
- はじめに 第一節 道士の宇宙観 第二節 士大夫の性論 第三節 人間観の模索 第四節 学びの可能性
- 第二章 『陸文学自伝』考
- はじめに 第一節 自伝の伝統 第二節 隠逸者の自伝 第三節 陸羽の自伝 第四節 自由人の思想
- 第三章 劉禹錫の思想
- はじめに 第一節 詩僧との出会い 第二節 江左に集う士大夫 第三節 友人呂温 第四節 思想と背景 第五節 自叙
- 第三部 習俗
- 第一章 唐代の葬俗 特に葬法について
- はじめに 第一節 火葬 第二節 水葬 第三節 林葬 第四節 土葬 第五節 仏教界と俗界
- 第二章 『千唐誌斎蔵誌』に見える唐代の習俗
- はじめに 第一節 俗人の火葬 第二節 寺院での権葬、あるいは死 第三節 遷葬と改葬 第四節 唐代の風水思想 第五節 士大夫の仏教信仰 第六節 道士の墓誌
- 第三章 舎利信仰と僧伝『禅林僧宝伝』の理解のために
- はじめに 第一節 仏舎利信仰について 第二節 高僧舎利信仰へ 第三節 『禅林僧宝伝』の叙述
- 第四部 遺言
- 第一章 古代中国の遺言 その形式面よりの概観
- はじめに 第一節 中国人の文章観と死生観 第二節 遺言の呼称 第三節 喪葬儀礼における遺言 第四節 遺言作成の時期 第五節 遺言の方法・手段 第六節 遺言の相手
- 第二章 韓愈の遺言をめぐって
- はじめに 第一節 韓愈の臨終 第二節 儒者として 第三節 仏教の喪葬儀礼とその中国化 第四節 神道碑と墓誌 第五節 白居易と傅奕の自撰墓誌 第六節 宋儒の自撰墓誌 第七節 韓愈の遺命の意味
- あとがき
製品情報
製品名 | 唐代の思想と文化(東洋学叢書) |
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著者名 | 著:西脇 常記 |