中世の人間観と歴史 フランシスコ・ヨアキム・ボナヴェントゥラ

創文社オンデマンド叢書
チュウセイノニンゲンカントレキシ フランシスコ・ヨアキム・ボナヴェントゥラ
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中世の人間観と歴史 フランシスコ・ヨアキム・ボナヴェントゥラ
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内容紹介

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目次

  • まえがき
  • 序論
  • I 中世における人間観の発展
  • II 中世における歴史観の発展
  • 第一章 フランシスコ会の創立をめぐって
  • 一 都市化社会と民衆宗教運動
  • 二 フランシスコの生い立ちと回心
  • 三 貧しきキリストヘの随順
  • 四 初期の弟子たちの社会的出自
  • 五 ローマ教皇庁への出頭
  • 六 人間キリストの模範
  • 七 宗教的脱社会運動と教会内志向の矛盾
  • 八 党派対立と会の分裂
  • 第二章 アシジのフランシスコと宗教運動
  • 一 民衆宗教運動と個人主義・主観主義
  • 二 オルドーとカリスマ
  • 三 教会に対する従順
  • 四 キリストの人間性に対する愛と教会
  • 五 ベネディクトとフランシスコの敬虔対比
  • 第三章 アシジのフランシスコとカタリ派
  • 一 カタリ派の物心二元論
  • 二 カタリ派に対するフランシスコの認識
  • 三 フランシスコの形而上学的なカタリ派との対決
  • 四 フランシスコにおけるカタリ派の仮現説否定
  • 五 フランシスコにおけるカタリ派の生活態度否定
  • 第四章 フランシスコ会の教団組織について
  • 一 会則の問題
  • 二 総会長・管区長・属管区長・修道院長
  • 三 兄弟愛と互助による霊的団体
  • 第五章 フランシスコ会における党派対立の原因について
  • 一 党派対立発生の時期
  • 二 托鉢修道会論争による清貧概念の明確化
  • 三 ヨアキム主義の流入と清貧論争
  • 第六章 ボナヴェントゥラとアリストテレス哲学の関係
  • 第一節 若き日のボナヴェントゥラとアリストテレス哲学の関係
  • 一 学説史的展望
  • 二 ボナヴェントゥラの修学時代とアリストテレス哲学の進展
  • 三 アリストテレスの誤謬に対するボナヴェントゥラの態度
  • 四 ボナヴェントゥラにおける理性と信仰
  • 五 アリストテレス哲学の受容とボナヴェントゥラの精神
  • 第二節 晩年のボナヴェントゥラとアリストテレス哲学の関係
  • 一 『十戒講話』におけるアヴェロエス主義批判
  • 二 ヨアキム主義の影響とアリストテレス批判
  • 三 『聖霊の賜物講話』におけるアリストテレス批判
  • 四 『天地創造講話』におけるアリストテレス批判
  • 第七章 ボナヴェントゥラのフランシスコ伝について
  • 一 『聖フランシスコ大伝記』と口頭伝承
  • 二 托鉢修道会論争と『聖フランシスコ大伝記』の関係
  • 三 ヨアキム主義の影響と『聖フランシスコ大伝記』
  • 第八章 ヨアキムの歴史神学とスコラ学者
  • 一 ヨアキムの生涯と業績
  • 二 ヨアキムの三位一体論と歴史神学
  • 三 ヨアキムの歴史神学に対するトマスとボナヴェントゥラの態度
  • 第九章 ボナヴェントゥラの歴史神学とフィオレのヨアキム
  • 一 アウグスティヌスとョアキムの歴史神学
  • 二 『天地創造講話』におけるヨアキム主義
  • 三 終末論をめぐるボナヴェントゥラとョアキムの相違
  • 第十章 ボナヴェントゥラの歴史神学におけるキリストの位置
  • 一 『天地創造講話』の二つの刊本
  • 二 アウグスティヌスの歴史神学の体系内におけるヨアキム主義
  • 三 歴史の中心に位置するキリスト
  • あとがき
  • 初出一覧
  • 註(略語一覧)
  • 文献表

製品情報

製品名 中世の人間観と歴史 フランシスコ・ヨアキム・ボナヴェントゥラ
著者名 著:坂口 昂吉

著者紹介

著:坂口 昂吉(サカグチ コウキチ)

1931~ 2021年。西洋史学者。慶應義塾大学名誉教授。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院博士課程単位取得退学。博士(史学)。
著書に、『中世キリスト教文化紀行 ヨーロッパ文化の源流をもとめて』『中世の人間観と歴史 フランシスコ・ヨアキム・ボナヴェントゥラ』『聖ベネディクトゥス 危機に立つ教師』など、
訳書に、K.ブールダッハ『宗教改革・ルネサンス・人文主義』『アウグスティヌス著作集 第8巻 ドナティスト駁論集』(共訳)M.パコー『テオクラシー 中世の教会と権力』(共訳)ヴェルナー・デットロッフ『中世ヨーロッパ神学』などがある。

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