人間と国家

創文社オンデマンド叢書
ニンゲントコッカ
  • 電子のみ
人間と国家
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

© 

+ もっとみる

目次

  • 感謝の言葉
  • 目次
  • 第一章 人民と国家
  • 民族、政治団体、国家
  • 協同体と社会
  • 民族
  • 政治団体
  • 国家
  • 正常な発展とそれに伴う倒錯の過程
  • 人民
  • 第二章 主権の概念
  • 問題点
  • ジャン・ポダンの主権君主
  • 根源的誤謬
  • 主権とはなにを意味するか。ホッブスの「可死的な神」
  • 政治団体も国家も主権者でない
  • 人民も主権者でない。ルソーの主権的国家
  • 結論
  • 第三章 手段の問題
  • 目的と手段
  • 政治生活の技術的合理化
  • 政治生活の倫理的合理化
  • 人民の有するコントロールの手段と民主主義的国家
  • 退歩的もしくは野蛮的社会における手段の問題
  • 第四章 人権
  • 理論的な考え方において対立している人々も人権のリストに関して純粋に実践的な合意に到達することができる
  • 哲学的論点 人権の合理的基礎
  • 自然法
  • 自然法における第一の(存在論的)要素
  • 自然法における第二の(認識論的)要素
  • 人権と自然法
  • 人権一般について
  • 人権の個別的考察
  • 第五章 民主主義的憲章
  • 民主主義的・世俗的信仰
  • 政治的異端者
  • 教育と民主主義的憲章
  • 権威に関する諸問題
  • 予言者的・警世的少数派
  • 第六章 教会と国家
  • 序言 一般的・不変的原理
  • 一般的・不変的原理
  • (1)人間人格と政治団体
  • (2)教会の自由
  • (3)教会と政治団体
  • 現実の歴史的実存における不可変的諸原理の適用
  • (1)テーシスとヒボテーシス、歴史的風土と具体的な歴史的理想
  • (2)近代文明の歴史的風土
  • (3)教会の優越性の原理
  • (4)協力の原理
  • 最も一般的かつ間接的な協力形態
  • 神の存在を公けに認識すること
  • 相互援助の特殊的形態
  • いくつかの実際的結論
  • 第七章 世界政府の問題
  • 二者択一
  • いわゆる国家主権の放棄
  • 世界的政治社会の必然性
  • まったくの政治理論対たんなる行政理論
  • 超民族的勧告機関
  • 訳者あとがき

製品情報

製品名 人間と国家
著者名 著:ジャック・マリタン 訳:久保 正幡 訳:稲垣 良典

著者紹介

著:ジャック・マリタン(ジャック・マリタン)

1882~1973年。フランスの哲学者。パリ・カトリック大学教授。新トマス主義者。
ソルボンヌ大学卒業。
著書に、『三人の改革者 - ルター.デカルト.ルソー』(麻生宗由訳)『宗教と文化』(吉満義彦訳)『詩とは何か - その位置について』(共著、倉田清訳)『人間教育論 岐路に立つ教育』(溝上茂夫訳)『岐路に立つ教育』(荒木慎一郎訳)『人間と国家』(久保正幡・稲垣良典訳)『典礼と観想』(共著、須賀敦子訳)『芸術家の責任』(浜田ひろ子訳)『フランス哲学者の見たアメリカ』(小林珍雄訳)『人間の教育 - ジャック・マリタンの教育哲学』(ドナルド・A・ギャラガー、アイデラ・J・ギャラガー編、稲垣良典監修、梅村敏郎訳)などがある。

訳:久保 正幡(クボ マサハタ)

1911~2010年。法制史学者。東京大学名誉教授。東京帝国大学法学部卒。西洋法制史専攻。
著書に、『西洋法制史研究 フランク時代におけるゲルマン法とローマ法』、
『中世の自由と国家 西洋中世前期国制史の基礎的諸問題 全3巻』(編著)
訳書に、『リブアリア法典』ルードルフ・ゾーム『フランク法とローマ法 ドイツ法史への序論』(共訳)『サリカ法典』A・P・ダントレーヴ『自然法』マリオ・マテウッチィ『イタリア共和国憲法の人権規定に関する報告』ルネ・メッツ『教会法』(共訳)ジャック・マリタン『人間と国家』(共訳)『ラートブルフ著作集 第6巻 「イギリス法の精神」』(共訳) H・コーイング『近代法への歩み ドイツ法史を中心にして』(共訳)アイケ・フォン・レプゴウ『ザクセンシュピーゲル・ラント法』(共訳)ハンス・ティーメ『ヨーロッパ法の歴史と理念』(監訳)などがある。

訳:稲垣 良典(イナガキ リョウスケ)

1928年生まれ。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』翻訳で第67回毎日出版文化賞、『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在」の形而上学』で第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。

オンライン書店で見る