5~15世紀の東ローマ帝国の美術様式で、ギリシア美術、ヘレニズム美術、ローマ美術に東方的、キリスト教的要素が混交した独特な特徴がある。その源流を探る。 【目次】 序 I ヘレニズムの潮流 II 抽象主義の潮流 III シリア、パレスティナ、エジプトの問題 IV 聖像崇拝の興隆と二つの様式 原註 訳者あとがき 著者略歴・著者目録
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史的唯幻論で読む世界史
岸田 秀
地中海世界の歴史1 神々のささやく世界 オリエントの文明
本村 凌二
楽しき熱帯
奥本 大三郎
賄賂と民主政 古代ギリシアの美徳と犯罪
橋場 弦
ヨーロッパの出現
樺山 紘一
ガンダーラ 仏の不思議
宮治 昭
イギリス・インド統治終焉史 一九一〇年―一九四七年
坂井 秀夫
古代キリスト教思想家の世界 教父学序説
小高 毅
西洋法制史料叢書1:リブアリア法典
久保 正幡
ギリシア文明とはなにか
手嶋 兼輔
世界史の中の戦国大名
鹿毛 敏夫
民主主義の源流 古代アテネの実験
1912~2003年。美術史家。ハーヴァード大学教授。ミュンヘン大学に学ぶ。専門は、初期中世美術、ビザンティン美術の歴史。著書に、『ノルマン期シチリアのモザイク』『大英博物館の初期中世美術』などがある。
1930~2011年。美術史家。愛知県立女子専門学校英文科卒業、東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院人文科学研究科修士課程(美術史学専攻)修了。パリ大学で博士号取得。著書に、『人間 動物 文様 ロマネスク美術とその周辺』(写真:名取洋之助)『ビザンチン美術への旅』『古典世界からキリスト教世界へ』『中世絵画を読む』『天使の舞いおりるところ』『ビザンティン美術の表象世界』『中世写本の彩飾と插絵』『辻邦生のために』『ローマサンタ・サビーナ教会木彫扉の研究』『ロマネスク美術とその周辺』『たえず書く人―辻邦生と暮らして』など、訳書に、『エルサレム』(アンドレ・パロ/波木居斉二と共訳)ルイ・ブレイエ『ロマネスク美術』ポール・ルメルル『ビザンチン美術』エリー・ランベール『ゴシック美術』アンドレ・グラバール『キリスト教美術の誕生』 アンドレ・グラバール『ユスティニアヌス黄金時代』 キッシンガー 『ビザンティン美術の二潮流』アンリ・フォション『ロマネスク彫刻』 などがある。