クザーヌスと近世哲学

創文社オンデマンド叢書
クザーヌストキンセイテツガク
  • 電子のみ
クザーヌスと近世哲学
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

+ もっとみる

目次

  • I
  • 第一章 近世的思考の原点 クザーヌスの「ドクタ・イグノランチア」をめぐって 
  • 第一節 「無知の知」について
  • 第二節 ソクラテスの無知
  • 第三節 デカルトの懐疑、カントの批判
  • 第四節 比較による知
  • 第五節 把握と抱握
  • 第六節 知恵(真実知)の可能性
  • 第七節 臆測について
  • 第八節 科学の立場
  • 第九節 科学と宗教
  • 第二章 クザーヌスと「無限」の問題
  • 第三章 近世哲学における神の問題 クザーヌスからカントへ 
  • II
  • 第四章 クザーヌスにおけるIdiotaの立場と〈ことば〉
  • 第五章 ルネサンス的人間観の成立と意義
  • 序 世界と人間の発見
  • 第一節 キリスト教的人間観
  • 第二節 ルネサンス的人間観の形成 N・クザーヌスの場合
  • 第三節 ルネサンス的人間観の成立 ピコの場合
  • 第四節 ルネサンス的人間観の特質
  • 結び ルネサンス的人間観の意義
  • 第六章 宗教における多元性と普遍性 N・クザーヌスの『信仰の平安』をめぐって 
  • 第一節 多元性の問題
  • 第二節 多様な宗教と一なる神
  • 第三節 一と多の論理
  • 第四節 宗教における普遍性と多元性
  • 第七章 について 後期クザーヌスにおける知の問題 
  • はじめに
  • 第一節 緑柱石について
  • 第二節 〈aemgmatica scientia〉について
  • 第三節 人間知性と神的知性
  • 第四節 〈species〉をめぐって
  • むすび
  • 第八章 〈non-aliud〉について 後期クザーヌスにおける神の問題
  • III
  • 第九章 近世初頭における自然哲学と自然科学
  • はじめに
  • 第一節 「神の書物」としての自然
  • 第二節 自然と人間の解放
  • 第三節 占星術と自然哲学 ポンポナッツィとピコ
  • 第四節 魔術と自然哲学 テレジオとポルタ
  • おわりに
  • 第十章 ルネサンスの自然観について N・クザーヌスからJ・ベーメヘ 
  • 第一節 ルネサンスという時代
  • 第二節 「自然」への関心
  • 第三節 ルネサンス的自然認識の三つの方向
  • 第四節 ルネサンス的自然の原像 N・クザーヌス
  • 第五節 ドイツ自然哲学の特質 パラケルスス
  • 第六節 ドイツ自然哲学の大成 J・ベーメ
  • 第七節 結び ルネサンス自然観の特質
  • 第十一章 〈神〉なき神の探求
  • 初出一覧

製品情報

製品名 クザーヌスと近世哲学
著者名 著:薗田 坦

著者紹介

著:薗田 坦(ソノダ タン)

1936-2016。哲学者・宗教学者。専門は西洋近世哲学史・宗教哲学。文学博士。京都大学名誉教授、仁愛大学名誉教授。
著書に、『〈無限〉の思惟 ニコラウス・クザーヌス研究』『クザーヌスと近世哲学』『親鸞他力の宗教 ドイツ講話集』『現代の人間と仏教 仏教への道』『無底と意志-形而上学 ヤーコプ・ベーメ研究』など。

オンライン書店で見る