アメリカ的理念の身体

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アメリカ的理念の身体
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内容紹介

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目次

  • 序章
  • 第一部 寛容論と良心論
  • 第一章 中世的寛容論から見た初期アメリカ社会の政治と宗教
  • 一 寛容論の今日的な混乱 二 教会契約と市民契約 三 中世的な寛容論 四 ニューイングランド的な不寛容論 五 寛容論の転換
  • 第二章 「誤れる良心」と「愚行権」序 一 宗教的寛容から近代の愚行権思想へ 二 中世哲学の良心論 三 ピューリタンの良心論 結
  • 第三章 「誤れる良心」と「偽れる良心」をどう扱うか 現代寛容論への問いかけ
  • 一 問題と文脈の設定 二 ウィリアムズの「追放」処分 三 「迫害」の根拠 四 「誤れる良心」 五 「自分の良心に反して」 六 「誤れる良心」から「偽れる良心」
  • 第四章 人はなぜ平等なのか
  • 序 一 宗教的平等から社会的平等へ 二 「良心の自由」とアメリカ独立革命史 三 万人の平等へのまなざし 結
  • 第二部 政教分離論 発展期の錯綜と現代の憲法理解
  • 第五章 初期アメリカ社会における政教分離論の変容と成熟
  • 序 一 プリマス植民地と公定教会制 二 スワンシーにおける寛容と政教分離 三 英本国の寛容政策とニューイングランド 四 税負担の公平と政教分離の理念 結
  • 第六章 ロジャー・ウィリアムズの孤独
  • 一 政教分離の二原理 二 現代アメリカの政治哲学に見る二原理の展開 三 ロジャー・ウィリアムズに見る二原理の交錯 四 政治参加の自由とウィリアムズの孤独
  • 第七章 さまよえる闘士 ロジャー・ウィリアムズ評価の変遷と今日の政教分離論
  • 序 一 ウィリアムズの同時代的な評価 二 独立革命期のウィリアムズ評価 三 二〇世紀におけるウィリアムズ評価 結
  • 第八章 教会職と政治職
  • 序 一 聖俗両権分離の伝統的理解 二 植民地時代の理解と実態 三 旧世界との同時代的比較 四 建国後の州憲法による禁止規定 五 連邦憲法と権利章典の規定 六 公職者の宗教的信念 結
  • 第三部 信教の自由論 プロテスタント的な自由競争原理の帰結
  • 第九章 プロテスタント的な大学理念の創設
  • 序 一 設立の目的 二 カリキュラム内容の検討 三 大学院と専門学位 四 プロテスタント大学の理念 結
  • 第一〇章 ジョナサン・エドワーズと「大覚醒」の研究史
  • 一 リヴァイヴァリズムと信教の自由 二 エドワーズによる「誠実な報告」 三 ニューイングランド的な背景 四 研究史の変遷 五 錯綜する評価 六 総括
  • 第一一章 反知性主義の伝統と大衆リヴァイヴァリズム Harvardism, Yalism, Princetonismをぶっとばせ
  • 序 一 反知性主義の由来 二 第二の駆動力としてのビジネス精神 三 宗教とビジネスとの融合 四 ビリー・サンデーに見る宗教的道徳と世俗的成功との融合 結
  • 第一二章 キリスト教の女性化と二〇世紀的反動としての男性化
  • 序 一 女性化した一九世紀のキリスト教 二 「筋肉質のキリスト教」 三 男性リヴァイヴァリズムと肉体性の肯定 結
  • 結章
  • あとがき
  • 引用文献一覧

製品情報

製品名 アメリカ的理念の身体
著者名 著:森本 あんり

著者紹介

著:森本 あんり(モリモト アンリ)

1956年生まれ。神学者。国際基督教大学教授。
国際基督教大学人文科学科卒業、東京神学大学大学院組織神学修士課程修了。プリンストン神学大学院博士課程修了(組織神学)、Ph.D。
著書に、『使徒信条』『ジョナサン・エドワーズ研究』『現代に語りかけるキリスト教』『アジア神学講義』『キリスト教でたどるアメリカ史』『アメリカ的理念の身体』『反知性主義』『宗教国家アメリカのふしぎな論理』『異端の時代』『不寛容論』など、
訳書に、H.ミューラー『福音主義神学概説』(共訳)G.デコスタ編『キリスト教は他宗教をどう考えるか』ジェフリー・S.サイカー編『キリスト教は同性愛を受け入れられるか』(監訳)エミール・ブルンナー『出会いとしての真理』(共訳)ピーター・L.バーガー『現代人はキリスト教を信じられるか』(共訳)J.P.バード『はじめてのジョナサン・エドワーズ』など多数ある。

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