近代日本の国際関係認識 朝永三十郎と「カントの平和論」

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近代日本の国際関係認識 朝永三十郎と「カントの平和論」
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内容紹介

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目次

  • はじめに
  • 目次
  • 第一部 背景と枠組
  • 第一章 国際関係認識とはなにか
  • 第一節 問題設定
  • 第二節 研究の射程と意義
  • 第三節 文化としての国際関係認識
  • 第二章 国際関係認識の研究枠組
  • 第一節 世界認識の人類史
  • 第二節 近代科学の世界観的前提
  • 第三章 カントと近代国際関係認識
  • 第一節 『永遠平和のために』解釈の焦点
  • 第二節 近代日本における朝永以前のカント解釈
  • 第三節 カントの世界構成の意味
  • 第二部 朝永三十郎と『カントの平和論』
  • 第一章 近代日本と朝永三十郎
  • 第一節 近代日本の自意識
  • 第二節 転換点としての明治末~大正期
  • 第三節 新カント派の歴史的位置
  • 第四節 朝永三十郎という人間
  • 第五節 『カントの平和論』という著作
  • 第二章 『カントの平和論』の成立過程
  • 第一節 「カントの永遠的平和論の半面」
  • 第二節 「カントの平和観に就て」
  • 第三節 「カントの平和論」
  • 第四節 『カントの平和論』
  • 第五節 同時代的位置
  • 第三章 自己申告上の契機
  • 第一節 「解説者」のオリジナリティ
  • 第二節 「凱旋門は一時的足る可し」
  • 第三節 「思想上の国産奨励論に就て」
  • 第四節 「独逸思想と軍国主義」
  • 第五節 「拙著の批評に対して」
  • 第六節 自己申告の評定
  • 第四章 初期の朝氷 一九〇二~〇九年
  • 第一節 哲学史研究の出発
  • 第二節 哲学と人生
  • 第三節 哲学、時代、国民性
  • 第四節 主我と没我、類化と応化
  • 第五節 同時代的位置
  • 第五章 留学とその後一九〇九~一六年
  • 第一節 留学の意義
  • 第二節 帰朝後の活動
  • 第三節 『近世に於ける「我」の自覚史』
  • 第四節 『独逸思想と其背景』
  • 第六章「カントの平和論』前後及び晩年 一九一七~五一年
  • 第一節 哲学史研究への沈潜と人生の転機
  • 第二節 『カントの平和論』以後
  • 第三節 晩年の朝永
  • 第三部 近代国際関係認識の原的形成
  • 第一章 朝永三十郎の意味
  • 第一節 近代日本の哲学的形成
  • 第二節 国際関係認識の原的形成
  • 第二章 カント解釈の系譜学 朝永以後
  • 第一節 南原繁と高坂正顕
  • A 南原繁
  • B 高坂正顕
  • 第二節 戦後における平和論理解
  • 第三節 馬場伸也と最上敏樹
  • A 馬場伸也
  • B 最上敏樹
  • 第三章 自我・国家・国際関係
  • 第一節 近代国際関係認識の連環構造
  • 第二節 二一世紀の世界認識
  • あとがき
  • 参考文献

製品情報

製品名 近代日本の国際関係認識 朝永三十郎と「カントの平和論」
著者名 著:芝崎 厚士

著者紹介

著:芝崎 厚士(シバサキ アツシ)

1970年生まれ。国際関係研究者、国際政治学者。駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部教授。東京大学教養学部教養学科卒業、同大学院総合文化研究科国際社会科学専攻、学術博士。専門は、国際文化論、国際関係思想。
著書に、『近代日本と国際文化交流 国際文化振興会の創設と展開 1934-45年』『近代日本の国際関係認識』『国際関係の思想史』などがある。

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