存在と知 アウグスティヌス研究

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存在と知 アウグスティヌス研究
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内容紹介

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目次

  • まえがき
  • 〇目的と意志
  • 第一章 生の目的
  • 1古代世界の連続性―幸福論 2幸福な生の記憶―アウグスティヌス『告白』 3「幸福の名のもとに求めているものはさまざまである」 4「ために」という概念―プラトン『ゴルギアス』 5判断の根拠としての目的 6「誰も欺かれることは望まない」 7「真理は憎しみを生み、へつらいは友人を生む」
  • 第二章 幸福への意志
  • 1『幸福な生』における対話の主題 2「欲するものをもっていない人は幸福ではない」 3プロトレプティコス(哲学のすすめ)の論理 4「究極の善」という考え方 5「幸福のためにもつべきもの」 6本性の実現と幸福 7本性的欲求と生の目的 8「人は幸福であることを欲している」―アウグスティヌスの解釈 9魂の働きとしての欲求 10欲求と目的 11目的についての知―観念 12『幸福な生』の意図と結論
  • 〇知の確実性
  • 第三章 認識の確実性
  • 1懐疑主義とアウグスティヌス 2ストア派ゼノンの定義―キケロ『アカデミカ』 3ストア派ゼノンの定義 4懐疑主義の論拠 5懐疑の手続き 6・7・8懐疑主義の反駁 9思われと知
  • 第四章 ことばと真理
  • 1『教師論』における対話の目的 2『教師論』の構成と主題 3「ことばによって教えることはできない」 4感覚による認識と知性による認識 5「偽を見ながら真を語る」 6認識における真―感覚による 7知の概念 8認識における真―知性認識 9真理の超越性
  • 第五章 信ずることと知ること
  • 1『教師論』のもう一つの主題 2「しるしなしには何も教えられない」 3ことがらによって示す 4「しるし」の概念 5ことばの二つの働き 6ことばの知とことがらの知 7知の前提としての信
  • 〇存在と知
  • 第六章 知の永遠性と魂の不死
  • 1『ソリロクィア』の魂不死論証が提起する問題 2「知られるもの」の永遠性 3知の永遠性と魂の永遠性―プラトンの場合 4魂においてある知―アリストテレスの場合 5知るものと知られるものは同じである―プロティノスの場合 6アウグスティヌスとプロティノスとの相違 7想起説と照明説 8知の現実性と魂の存在 9二通りの不死 10『ソリロクィア』以後の著作における魂不死論証
  • 第七章 精神の実体性
  • 1『三位一体論』における存在と知 2『デ・アニマ』の認識論とプロティノス 一 3『デ・アニマ』の認識論とプロティノス 二 4精神の自己認識 5自己認識と知性認識 6精神の存在と自己認識 7自己認識における意志
  • 〇内在と超越
  • 第八章 観念としてのイデア
  • 1『八十三問題集』のイデア論 2イデアは観念ではない―プラトン『パルメニデス』 3 認識することは形相を受けとることである―アリストテレス『デ・アニマ』 4イデアの全体は知性と同一である―プロティノス  現実存在としての認識 6神の知性の内にあるイデア 7イデアと人間知性
  • 第九章 内在としての存在
  • 1基体の存在と付帯性の存在 2実体と付帯性―アリストテレス『カテゴリー論』 3「存在している」と「とどまっている」 4存在の場としての全体

製品情報

製品名 存在と知 アウグスティヌス研究
著者名 著:中川 純男

著者紹介

著:中川 純男(ナカガワ スミオ)

1948~2010年。哲学研究者。慶應義塾大学文学部長。京都大学文学部哲学科卒、同大学院文学研究科博士課程満期退学。
著書に、『存在と知 アウグスティヌス研究』など、
訳書に、『初期ストア派断片集 1』『初期ストア派断片集 4・5 クリュシッポス』(共訳)『アウグスティヌス著作集 20/1 詩編注解 5』(共訳)などがある。

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