明治中期以後の日本の宗教哲学の歩みを、代表的な思想家の著作を通して明らかにし、宗教哲学という学問が、わが国においていかに成立し、展開したかをたどり、現代の日本における多様な宗教現象を検証する。 【目次より】 はしがき 序説 宗教哲学の立場 第一章 宗教哲学の成立 第二章 西田幾多郎の宗教哲学 第三章 波多野精一の宗教哲学 第四章 実証的研究の成立と展開 第五章 田辺元の宗教哲学 第六章 西谷啓治の宗教哲学 第七章 回顧と展望 宗教哲学の課題 宗教研究関係著作年表 あとがき
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読む哲学事典
田島 正樹
西田幾多郎先生の生涯と思想
高坂 正顕
〈私〉を取り戻す哲学
岩内 章太郎
フィヒテ討究
岡田 勝明
「くぐり抜け」の哲学
稲垣 諭
キリスト教と階級闘争(フォルミカ選書)
ベルジャエフ,宮崎 信彦
知性改善論
バールーフ・デ・スピノザ,秋保 亘
ドイツ神秘主義叢書8:アウローラ
ヤーコプ・ベーメ,薗田 坦
主体と超越
小川 圭治
アウグスティヌスからアンセルムスへ
泉 治典
ベルクソン哲学の遺言
前田 英樹
空の構造 「中論」の論理
立川 武蔵
1928年生まれ。哲学者、宗教学者。龍谷大学名誉教授。初代仁愛大学学長。京都大学文学部哲学科宗教学専攻卒業、同大学院哲学学科修了。文学博士(京都大学・論文博士)。専門は、親鸞の思想。著書に、『親鸞法語私釈 現代の真宗6』『涅槃経に聞く』『親鸞の思想』『宗教と科学・ニヒリズム』『親鸞「教行信証」を読む』『親鸞聖人と現代』『生きることの意味 ― 現代の人間と宗教』『日本の宗教哲学』『浄土の慈悲』『歎異抄講話』『これからの浄土真宗』『教行信証の思想』などがある。