超越に貫かれた人間(長崎純心レクチャーズ) 宗教哲学の基礎づけ

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超越に貫かれた人間(長崎純心レクチャーズ) 宗教哲学の基礎づけ
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内容紹介

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目次

  • 「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子
  • 序言 稲垣良典
  • 第一日 人間存在に見られる無制約性 未規定性と尊厳の間に
  • 一 全体の問題提起
  • 1 問題としての超越理解
  • 2 人間からの出発
  • 二 人間の予備概念
  • 1 欠如性・未規定性と理性
  • 2 個人の尊厳における無制約的なもの
  • 三 超越への問いの精神論的可能根拠
  • 1 自己意識と存在認識
  • 2 像としての人間
  • 四 精神における超越への本質的な関わり
  • 1 問い
  • 2 知識の要としての真理
  • 第二日 超越経験の根本理解と諸形態 日常を意義づける無制約的なもの
  • 一 精神的経験
  • 1 経験の哲学的概念
  • 2 感覚的経験と精神の経験
  • 3 説明と理解
  • 4 純粋な完全性の経験
  • 二 聖書的信仰の地平のなかに見られる超越経験
  • 1 神経験と神認識
  • 2 感覚と存在把握
  • 3 感覚を通して描かれる神経験
  • 4 超越との関わりを示すいくつかのトポス
  • 三 日常における潜在的超越経験
  • 1 意義の発見
  • 2 現実の承認
  • 3 芸術的創造性における賛美
  • 4 導きに対する信頼
  • 5 責任における対面
  • 6 当為の定言制
  • 7 時間の贈り物と可能性における呼びかけ
  • 四 意義の経験と神との出会い
  • 第三日 宗教的行為の成立 自己実現としての脱自
  • 一 宗教的行為の構造
  • 1 人格的行為
  • 2 無力と、超越による根拠づけ
  • 3 受容と自発性
  • 4 離脱と脱自
  • 5 無制限の肯定と自己譲渡
  • 6 合一と対話性
  • 7 日常性と究極性
  • 8 個人性と共同性
  • 二 根本的宗教的行為の諸形態
  • 1 言葉としての現実と神現としての根源語
  • 2 超越への傾聴
  • 3 黙想
  • 4 祈り
  • 5 信仰
  • あとがき

製品情報

製品名 超越に貫かれた人間(長崎純心レクチャーズ) 宗教哲学の基礎づけ
著者名 著:クラウス・リーゼンフーバー

著者紹介

著:クラウス・リーゼンフーバー(クラウス・リーゼンフーバー)

1938-2022年。ドイツ出身の哲学者、思想史研究者。上智大学名誉教授、同大学中世思想研究所 元所長。ザンクト・ゲオルゲン哲学・神学大学 に学ぶ。ベルヒマンスコレール大学で哲学修士、ミュンヘン大学で哲学博士、上智大学で神学博士号取得。専門は、西洋中世哲学・神学、ドイツ観念論と現象学。
著書に、『中世における自由と超越 人間論と形而上学の接点を求めて』『西洋古代中世哲学史』(矢玉俊彦訳)『中世哲学の源流』( 村井則夫 他訳. 創文社)『内なる生命 霊的生活への導き』『われらの父よ 「主の祈り」を生きるために』『中世思想史』(村井則夫訳)『超越に貫かれた人間 宗教哲学の基礎づけ』『知解を求める信仰』『中世における理性と霊性』(村井則夫訳)『近代哲学の根本問題』 ( 村井則夫監訳)『クラウス・リーゼンフーバー小著作』(釘宮明美編、1。超越体験 宗教論 2。真理と神秘 聖書の黙想 3。信仰と幸い キリスト教の本質 4。思惟の歴史 哲学・神学的小論 5。自己の解明 根源への問いと坐禅による実践 6。キリストの現存の経験)『禅とキリスト教 クラウス・リーゼンフーバー提唱集』などがある。

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