ドイツ観念論の研究 絶対知の形成と成立

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ドイツ観念論の研究 絶対知の形成と成立
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内容紹介

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目次

  • まえがき
  • 第一章 カントにおける人間の自由の問題――有限な理性とその自由
  • 一 はじめに 二 感情・直覚・道徳 三 悟性・自由・道徳 四 統覚・自我・人格 五 行為・格率・道徳法則 六 世界・神・人間
  • 第二章 初期フィヒテの知識学と自我の問題――絶対的自我と理念としての自我
  • 一 全体の見通し 二 シュルツェ批評における純粋自我と知性としての自我 三 『学者の使命』における目標としての純粋自我 四 人間的自我の理念としての純粋絶対的自我 五 知識学の出発点としての自我と終点としての自我 六 自我の理念から理念としての自我へ 七 自我の特性と知識学の課題
  • 第三章 シュリング初期の思索とドイツ観念論の展開――所謂「ドイツ観念論最古の体系計画」の解釈
  • 一 「ドイツ観念論最古の体系計画」――その解釈への試案 二 「ドイツ観念論最古の体系計画」――本文並びに注釈 三 シェリング初期の思索と当該体系計画
  • 第四章 ヘーゲルにおける『精神現象学』以前の問題――一八〇〇年体系断片の背景とその射程
  • 一 『精神現象学』の特性 二 本章の意図 三 有限な生から無限な生への昂揚 四 無限なものの反照としての有限なもの 五 人間の宗教性と宗教の実定性 六 有限なものの無限なものへの関係の形而上学的考察
  • 第五章 イェーナ時代のヘーゲルに関する一考察――『フィヒテの哲学体系とシェリングの哲学体系との差別』をめぐって
  • 一 本章のねらい 二 反省形式の問題 三 『一八〇〇年体系断片』 四 『ドイツ観念論最古の体系計画』の最近の解釈 五 反省形式へ 六 同一性と非同一性との同一性 七 理性・反省・悟性 八 哲学的反省 九 分裂と両断
  • 第六章 ヘーゲルの哲学史と歴史哲学
  • 一 ヘーゲルにおける哲学史の成立 二 イェーナ時代の哲学と哲学史 三 啓蒙思想とヘーゲル 四 イェーナ時代の精神の哲学と歴史 五 精神の世界 六 理念の展開と哲学史 七 精神の展開と世界史 八 時代精神と哲学 九 哲学史と世界史 十 残された問題
  • 第七章 ヘーゲルの歴史観
  • 一 見通し 二 主観的歴史と客観的歴史 三 哲学的世界史 四 世界精神の自己認識 五 世界精神と絶対的精神 六 絶対的過程の完結 七 絶対的過程と歴史主義
  • 第八章 絶対知と絶対的なもの――フィヒテとイェーナ時代のシェリングとの裂け目
  • 一 ドイツ観念論の哲学史的位置 二 絶対知の所在 三 フィヒテ・シェリング往復書翰から

製品情報

製品名 ドイツ観念論の研究 絶対知の形成と成立
著者名 著:茅野 良男

著者紹介

著:茅野 良男(カヤノ ヨシオ)

1925~2016年。大阪大学名誉教授。東京大学文学部哲学科卒業。文学博士(京都大学・論文博士)。専門は、ハイデッガー、ドイツ哲学。
著書に、『ディルタイ』『歴史のみかた』『実存主義入門』『弁証法入門』『哲学的人間学』『初期ハイデガーの哲学形』『認識論入門 こころを考える』『ドイツ観念論の研究』『ハイデガーにおける世界・時間・真理』『人類の知的遺産 75 ハイデッガー』『中期ハイデガーの思索と転回』など、
訳書に『現代ヨーロッパの精神的課題』ヤスパース(共訳)『曙光 ニーチェ全集 第7巻』 『ブルーノ シェリング 世界の名著 続9』『意志と表象としての世界 正編 3 ショーペンハウアー全集4』『生の哲学 ジンメル著作集 9』『講座現代の人間学 7 ガーダマー/フォーグラー編(共訳)『杣径ハイデッガー全集 第5巻』(共訳)『哲学入門 ハイデッガー全集 第27巻』(共訳)などがある。

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