法史学は学問として生存する価値をもっているのか。ナチスの暴虐により決定的な打撃を受けた著者の、法史学再生の書。 【目次より】 凡例 法史学の存在価値 序論 第一章 歴史学の一分野としての法史学 第二章 法学の一分野としての法史学 第三章 歴史学および法学に対する法史学の寄与 第四章 法史学の生存価値について 第五章 法原理としての首尾一貫性について 結語 訳注 訳者あとがき
教育力としての歴史
ゲルハルト・リッター,島田 雄次郎
関口宏・保阪正康の もう一度!近現代史 帝国日本の過ち
保阪 正康,関口 宏
英国の私家版
コリン・フランクリン,大竹 正次
歴史とは靴である
磯田 道史
宋元郷村制の研究
柳田 節子
日本の西洋史学 先駆者たちの肖像
土肥 恒之
港の世界史
高見 玄一郎
中世の人間観と歴史 フランシスコ・ヨアキム・ボナヴェントゥラ
坂口 昂吉
天気図からよみとく奥の細道 名句に込められた季節感の謎
村山 貢司
日本法制史のなかの国家と宗教
小島 信泰
メッカ イスラームの都市社会
後藤 明
西洋中世国制史の研究1:教会から国家へ 古相のヨーロッパ
山田 欣吾
1889~1952年。ドイツの法制史家。ハイデルベルク大学、ミュンヘン大学、ベルリン大学で教授を歴任。専門は、ヨーロッパの比較法史、法制史。著書に『封建法と国家権力』『中世盛期の国家』『自然法論』『ドイツ法制史』『ドイツ私法史』 『法制史の存在価値』などがある。
1936~2007年。大阪大学名誉教授。東北大学法学部卒業。法学博士。専門は、西洋法制史。著書に、『ドイツ中世都市法の研究』『西洋中世自治都市と都市法』『西洋法史学の諸問題』、訳書にミッタイス『自然法論』『法史学の存在価値』などがある。