内容紹介
+ もっとみる
目次
- 凡例
- 序 新しいジョン・ロック像を求めて
- 第一部 秩序・人間・学知
- 第一章 秩序と道徳
- 一 平和への希求
- 二 認識能力の基礎としての感覚
- 三 人間の〈部分性〉とモティヴェーション論の発展
- (1) 寛容論の生成
- (2) 道徳におけるモティヴェーション論
- 四 宗教と秩序
- (1) 寛容論の発展
- (2) 宗教論 個人主義、ヘドニズム、及び社会階層
- 第二章 〈可感的世界〉の宵定
- 一 〈デカルト的不安〉の回避
- (1) 蓋然知と〈可感的世界〉
- (2) 「意見ないし評判の法」
- 二 「人格」
- 第三章 実践学としての政治学、実践としての政治
- 一 学知の種類と政治学
- 二 政治学における二つの構成要素 政治社会の「起源」と「政治のアート」
- 三 政治の実践 「古来の国制」及び名誉革命体制の擁護
- (1) 北方制限君主政と貴族
- (2) 名誉革命体制の擁護
- 第二部 『統治二論』を読み直す
- 第一章 「政治社会」の起源と正当性
- 一 『パトリアーカ』の公刊
- (1) 文脈
- (2) フィルマー『パトリアーカ』
- 二 人間の自由及び平等と「政治社会」の定礎
- (1) 人間の自然的自由及び平等の再措定
- (2) 決意による「政治社会」の設立
- 第二章 プロパティと歴史
- 一 プロパティと政治社会
- 二 歴史
- (1) 社会経済史
- (2) 「古来の統治」
- 第三章 政治社会の制度と「政治のアート」
- 一 「権威」と国制
- (1) 「権威」
- (2) 政治の稼慟性と立法権
- 二 「政治のアート」、政治的「慎慮」
- (1) 執行権の役割
- (2) 「征服」から「勤勉」ヘ 「政治のアート」の転換
- 第四章 抵抗権及び革命権
- 一 抵抗権及び革命権の正当性
- 二 〈プロパティ秩序〉の推護と政治主体
- 第三部 政治の主体とその教育
- 第一章 政治と経済
- 一 「土地所有ジェントルマン」
- 二 「労働」の地位の上昇?
- 第二章 政治社会における政治主体の徳と教育
- 一 自由な政治社会と「誇り」の活用
- (1) 教育の重要性
- (2) 「権威」の確立
- (3) 「誇り」の活用
- 二 〈可感的世界〉における政治主体の諸徳
- (1) 諸々の徳と〈評判のネットワーク〉
- (2) 「慎慮」の陶冶
- (3) ジェントルマンの「たしなみ」
- 結び
- 註
- あとがき
製品情報
製品名 | 実践としての政治、アートとしての政治 ジョン・ロック政治思想の再構成 |
---|---|
著者名 | 著:中神 由美子 |