内容紹介
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目次
- 凡例
- 序
- 略語表
- 第一章 起源 ノルマン人の征服前の国王の宮廷
- 第一節
- 執行権能は国王自身に存在 軍事的必要が第一義的 など
- 第二節
- 財政機構の萌芽 国王の寝所と納戸 侍従 など
- 第三節
- 秘書機構の萌芽 国王の司祭 国王の特許状・割符証書・令状 など
- 第二章 アングロ・ノルマン期の行政機構の発展
- 第一節
- ノルマン人の征服が中央行政機構に及ぼした影響 連続性と刷新 など
- 第二節
- ノルマン朝国王の宮廷 「国王の宮廷の構成」の証拠
- 第三節
- 大法官の出現 大法官府における諸発展
- 第四節
- 寝所部 大蔵省 及び財務府の起源
- 第三章 アンジュー朝期における行政的クーリア・レーギスの統合 最高法官の時代、一一五四~一二三二年
- 第一節
- この時期の根底にある統一性 国王不在の効果 など
- 第二節
- アンジュー朝の最高法官職の起源 最高法官 レスター伯ロバートとリチャード・ド・ルースィ レイナルフ・ド・グランヴィル など
- 第三節
- ヘンリー二世の行政制度 クーリア・レーギスの統一性 その諮問的局面と行政的局面 最高法官の中心としての財務府、その行政・裁判・財政上の活動 など
- 第四節
- ヘンリーニ世の改革の効果 リチャード一世治下の国王なしの行政 ジョン治下の行政の発展 財務府の過密状態と改革 など
- 第五節
- ヘンリー三世初期における行政制度の連続性 ―二三二年までは新局面なし ヒューバート・ド・バーグの最高法官職 など
- 第四章 行政制度における連続と変化──政治的反聾の始まり、―二三二─一三〇七年
- 第一節
- アンジュー朝行政制度の復活 国王の執行機能及び指揮の取戻し など
- 第二節
- ―二三二─三四年のいわゆる「ポワトゥ人体制」 財政改革の必要 ビーター・ド・リヴォヘの行政機能の集中 など
- 第三節
- ヘンリー三世の行政制度、一二三四─五八年 など
- 第四節
- ヘンリー三低に対する貴族の反対がもくろんだ中央行政制度の改革 一二四四年の「憲法草案」 など
- 第五節
- エドワード一世の行政制 一般的制度の継続 など
- 第五章 エドワード二世治世時代における政治的反響と行政改革
- 第一節
- エドワード二世の治世時代 行政制度全体の性質 「宮廷統治」という当時の観念の欠如 など
- 第二節
- エドワード二世に対する貴族の反対 一三〇九年のスタムフォード条項 命令貴族の選任 など
- 第三節
- 一三二二年以後の行政改革 一三二三─二六年のカウイク命令・ヨーク命令・ウエストミンスター命令 など
- 第六章 部局の発展と行政評議会の生成、一三二七─一三九九年
- 第一節
- 行政機構の連続 エドワード三世の初期 一三三八年のウォルトン命令 など
- 第二節
- 行政評議会の生成と政治的反響 国王の個人的統治を変更する手段・方法 など
- 終章 中世の行政からテューダー朝の行政への移行
- 一五世紀の行政史を調べることの困難 この時期の研究の不足 など
- 付録 中世イングランド行政史研究に対する最近の寄与
- 訳者あとがき