比較史の道 ヨーロッパ中世から広い世界へ

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比較史の道 ヨーロッパ中世から広い世界へ
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内容紹介

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目次

  • 序言 本書成立の経緯
  • 第I部 比較史の現在
  • 第一章 比較史の現在 第一九回国際歴史学会議に向けて
  • 1 はじめに 2 「比較経済史学」の中で 3 区別の比較史から類推の比較史へ 4 ヨーロッパ中世初期社会経済史での比較 5 封建制の比較史 6 比較史の勧め
  • 第二章 比較史の現在(続) 第一九回国際歴史学会議での論調から
  • 1 はじめに 2 報告の内容 3 討論集会の論調 4 まとめ
  • 第三章 国際比較中世史料論の現在 熊本シンポジウム『日英中世史料論』をめぐって
  • 1 はじめに 2 五セッションと報告の特徴 3 中世史料論の確立 4 中世史料論国際比較の可能性 5 まとめ
  • 第II部 ヨーロッパ中世から
  • 第四章 イギリス中世初期社会経済史への新しい視角 ヨーロッパ大陸との比較から
  • 1 はじめに 2 問題の検出 都市・商業・貨幣での並行的展開と農村での相違 3 中世初期イギリス農村史への接近 大陸との比較のために 4 中世初期イングランド社会経済史の射程
  • 第五章 中世荘園制の形成におけるイングランドと大陸 フェイスの新著をめぐって
  • 1 はじめに 2 フェイス『イングランド農民層と領主制の成長』の内容 3 フェイスの議論の特徴 4 フェイスの議論の問題点 5 おわりに
  • 第六章 個別発見貨の意味 イギリス中世古銭学による問題提起と所領明細帳研究への波及
  • 1 はじめに 2 個別発見貨の意味 3 個別発見貨から見た中世初期ヨーロッパにおける貨幣活性 4 所領明細帳研究への波及 プリュム明細帳を中心に 5 結論
  • 第七章 収穫率についての覚書 九世紀大陸と一三世紀イギリスの史料から
  • 1 収穫率への関心 2 中世初期農業生産性の低位と収穫率 3 中世盛期以降農業生産性の上昇と収穫率 4 ヨーロッパ中世における収穫率の地位 5 結論
  • 第III部 広い世界へ
  • 第八章 比較都市史研究の新しい動向 共同研究・国際会議『イスラムの都市性』をめぐって
  • 1 研究プロジェクトの特徴 2 「イスラムの都市性」とは何か 3 西欧中世都市との比較の問題性 4 比較における在地的観点と遠隔地的観点 5 おわりに
  • 第九章 古銭学・貨幣史の東と西
  • 1 はじめに 2  貨幣史における東西の対照 3  貨幣埋納の性格 4 おわりに
  • 第一〇章 封建制概念の現在 第二回日英歴史家会議に向けて
  • 1 はじめに 2 レイノルズの封建制概念無用論 3 レイノルズ説における研究史の継受 4 レイノルズによる貢献 5 封建制概念の必要性
  • 第一一章 市場史の射程 第六五回社会経済史学会共通論題結論
  • あとがき

製品情報

製品名 比較史の道 ヨーロッパ中世から広い世界へ
著者名 著:森本 芳樹

著者紹介

著:森本 芳樹(モリモト ヨシキ)

1934~2012年。西洋史学者。九州大学名誉教授。専門は、西洋中世の経済史。
東京大学経済学部卒業、同大学院博士課程修了。経済学博士。
著書に、『西欧中世経済形成過程の諸問題』『中世農民の世界。甦るプリュム修道院所領明細帳』『比較史の道 ヨーロッパ中世から広い世界へ』『西欧中世形成期の農村と都市』(『西欧中世初期農村史の革新。最近のヨーロッパ学界から』などがある。

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