経済学の新しい認知科学的基礎 行動経済学からエマージェンティストの認知経済学へ

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経済学の新しい認知科学的基礎 行動経済学からエマージェンティストの認知経済学へ
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内容紹介

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目次

  • はじめに
  • 目次
  • 序章
  • 0.1 見えざる既存の知の壁
  • 0.2 行動経済学の方法論をめぐって
  • 0.3 本書の構成
  • 第I部 批判:旅の前夜
  • 第1章 記述論的行動経済学:概説
  • 1.1 新古典派経済学と行動経済学
  • 1.2 プロスペクト理論
  • 1.3 アノマリー現象の記述論的分析
  • 1.4 フレーミング効果と心の家計簿
  • 第2章 行動経済学の理論的位置づけ:批判
  • 2.1 呪縛からの脱出をめざして
  • 2.2 フレーム問題について
  • 2.3 ヒューリスティックスの分析:批判的検討
  • 2.4 新古典派理論は規範理論たりうるか
  • 第II部 模索:古い世界観からの旅立ち
  • 第3章 自由論の再検討
  • 3.1 新たな問題の提起
  • 3.2 選択の自由:批判的考察
  • 3.3 ハイエクの認識論・自由論
  • 第4章 自由論の深化:内発性の考察
  • 4.1 多相的な自由
  • 4.2 自由の主体的条件
  • 4.3 内発性とは何か:批判的展望
  • 4.4 内発性研究の理論的意義
  • 4.5 再説:人間=「マシン以上のもの」
  • 第5章 能動性と意識ある心の起源
  • 5.1 問題設定
  • 5.2 アフォーダンス理論:展望
  • 5.3 心物二元論を超えて
  • 5.4 意識ある心の起源
  • 第6章 意識ある心の機能
  • 6.1 進化論的考察へ
  • 6.2 内なる目と「天性の心理学者」
  • 6.3 ドーキンスのミーム論
  • 6.4 文化心理学的考察
  • 第III部 見えてきたもの:旅の効用
  • 第7章 社会的自我:意識の社会性と情報的機能
  • 7.1 思索の旅のまとめと効用
  • 7.2 ミー ドの社会的自我論
  • 7.3 参照点依存型意思決定の認知的原型
  • 第8章 自我と文脈的理性
  • 8.1 文脈的理性と人間的賢さ:再論
  • 8.2 理由に基づく選択モデル
  • 8.3 社会的自我を原型とする意思決定理論
  • 第9章 公正の経済モデルと行動経済学の立て直し
  • 9.1 個人行動と個人間調整メカニズムの理由づけ
  • 9.2 公正の経済学:批判的展望
  • 9.3 公正概念と経済社会の調整メカニズム
  • 9.4 行動経済学の立て直し:公正概念とプロスペクト理論
  • 付論 認知脳科学の発展とニューロ・エコノミクス展望と批判
  • まとめとして:経済学の新しい展開をめざして
  • 参考文献

製品情報

製品名 経済学の新しい認知科学的基礎 行動経済学からエマージェンティストの認知経済学へ
著者名 著:中込 正樹

著者紹介

著:中込 正樹(ナカゴメ マサキ)

1950年生まれ。経済学者。青山学院大学経済学部教授。東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。専門は、行動経済学。
著書に、『意味と人間知性の民俗認知経済学』『経済学の新しい認知科学的基礎』 『事業再生のマクロ経済学』 『意味世界のマクロ経済学』 『フラクタル社会の経済学』 『都市と地域の経済理論』『不均衡理論と経済政策』などがある。

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