内容紹介
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目次
- 序 言語の全体論とメルロ=ポンティの哲学
- 第一章 構造主義言語学の意味論とその問題点
- 一 ランガージュ・ラング・パロール
- 二 記号の体系としてのラング
- 三 ラングと恣意性の原理
- 四 構造主義における意味論的閉鎖性
- 五 構造主義の指示理論とその問題点
- 六 メルロ=ポンティと言語の哲学
- 第二章 メルロ=ポンティの初期言語思想
- 一 『知覚の現象学』における経験論と主知主義の批判
- 二 所作としての言葉
- 三 言語所作理論の問題点
- 第三章 中期思想とソシュール
- 一 『知覚の現象学』における言語の分類
- 二 メルロ=ポンティのソシュール解釈
- 三 パロールとラングの二重の意味
- 四 ラングと言語の「図式」
- 第四章 身体図式と習慣
- 一 幻影肢とデカルト
- 二 ヘッドの「図式」による幻影肢の解明
- 三 シルダーの「身体像」
- 四 メルロ=ポンティの身体図式論
- 第五章 身体図式と言語
- 一 対人関係としての言語と身体図式
- 二 身体図式と習慣としてのラング
- 三 メルロ=ポンティのソシュールの誤読
- 四 中期思想の問題点
- 第六章 言語と存在
- 一 後期言語思想における知覚と言語
- 二 分節化の体系としての知覚と言語
- 三 転換可能性・次元・肉
- 四 身体の転換可能性と言語
- 五 「無言のコギト」について
- 第七章 行動と構造
- 一 「行動」という概念
- 二 古典反射学説の批判
- 三 高等な行動とゲシュタルト
- 四 学習の理論
- 五 構造をもった行動と意識
- 第八章 指向性と知覚的意味
- 一 指向性と知覚
- 二 知覚主体としての身体と「作動している指向性」
- 三 ゲシュタルト理論の構成主義批判
- 四 知覚の構造性
- 五 指向性と制度化
- 六 知覚的意味の発生
- 第九章 メルロ=ポンティの意味論
- 一 メルロ=ポンティの言語論の進展
- 二 状況における発話と指示の発生
- 三 言語の理解と表現としての行動
- 四 象徴的形態の行動と知覚と言語の転換可能性
- 五 言語と他者
- 第十章 結論と考察
- 一 メルロ=ポンティの意味論と開かれた全体論
- 二 メルロ=ポンティの意味論の射程
- 三 考察
- あとがき
- 注
- 文献表
製品情報
製品名 | メルロ=ポンティの意味論 |
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著者名 | 著:河野 哲也 |