内容紹介
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目次
- まえがき
- マルセル著作略号一覧
- 第一部 実存から信仰ヘ
- 第一篇 カミュの無神論について
- はじめに ただ神を「信じない」だけか?
- 第一章 『ペスト』以前に見る「非合理な神」 第二章 『ペスト』に見る「暴君」としての神 第三章 カミュは「二〇世紀のヨブ」か? おわりに 「贖罪」の欠如
- 第二篇 サルトルの無神論について
- はじめに 神など「どうでもよい」のか? 第一章 『存在と無』に見る「即自にして対自」なる神 第二章 自伝『言葉』に見る「宗教の代用品」 第三章 「代用の神」はサルトルを救ったか? おわりに 「神なきクリスチャン」の遺産
- 第三篇 マルセルの回心をめぐって
- はじめに カミュでもなく、サルトルでもなく 第一章 神の予感 第二章 神への回心 第三章 「哲学」か?「神学」か? 第四章 「前神学」的な哲学として むすびを兼ねて
- 第二部 信仰と哲学
- 第一篇 「問題」と「神秘」
- はじめに マルセルは「神秘主義者」ではない 第一章 「問題」の概念 第二章 「問題」の限界 「私がある」ということ 第三章 「超問題」即ち「神秘」の概念 第四章 「神秘」と「反省」(第二次的反省) おわりに 「啓示」への接近
- 第二篇 「神の存在証明」を超えて
- はじめに 回心者マルセルはスコラ的立場に転じたのか? 第一章 マルセル回心時の背景 トマスからマリタンまで 第二章 マルセルの立場(一) 「証明」とは何か? 第三章 マルセルの立場(二) 「神」は証明されうるか? 第四章 マルセルの立場(三) なぜ先人は「神」を証明せんとしたか? おわりに 「自然」と「恩寵」の間
- 第三部 「前神学」的な宗教哲学
- 第一篇 パスカルとマルセル
- はじめに 「自分で思っているよりも近い……」 第一章 「人間の本性」 第二章 「救済の希求」 第三章 マルセルは「護教論」を避けるのか? おわりに 方法の相違を超えて
- 第二篇 マルセルとブーバー
- はじめに 「我ー汝」論の二人の提唱者 第一章 「我」と「汝」 第二章 「絶対の汝」・「永遠の汝」 第三章 ブーバーに比べてのマルセルの「前神学」的傾向
- おわりに 地上の「汝」と天上の「汝」との類比あるいは相補性
- 第三篇 マルセルとプロテスタント信仰
- はじめに 再び「回心」をめぐって 第一章 幼児期のプロテスクント体験 第二章 成人後のプロテスクント体験 第三章 なぜプロテスクントとはならなかったのか? 第四章 カトリシズムだけしか認めなかったのか? おわりに 教派を越えた宗教哲学者
- 第四部 存在の光を求めて
- 第一篇 「不安」と信仰
- はじめに 「不安」の概念自体の検討に先立って 第一章 『形而上学日記』における「不安」の概念の形成過程 第二章 『存在と所有』における「不安」の概念の形成過程 第三章 『存在と所有』からPosition et approches……への発展と「不安」 おわりに
製品情報
製品名 | 存在の光を求めて ガブリエル・マルセルの宗教哲学の研究(1) |
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著者名 | 著:小林 敬 |