中国には自伝がないと言われる。広範な資料を博捜し、自己と社会の関係を軸に独自な自伝形式の存在を抽出し、中国文学の可能性を示す。 【目次より】 I 中国における「自伝」 II 衆多と異なる我れ 書物の序に見える自伝 III かくありたい我れ 「五柳先生伝」型自伝 IV 死者の目で見た我れ 自撰墓誌銘 V 詩の中の自伝 VI 自分とは何か 「自伝」の登場 VII その後の自伝 注 あとがき 索引
宗教改革時代のドイツ演劇2
永野 藤夫
ようせいじてん 星座のようせい 12星座
小手鞠 るい,松倉 香子
すべての月、すべての年 ――ルシア・ベルリン作品集
ルシア・ベルリン,岸本 佐知子
無形
井戸川 射子
短篇七芒星
舞城 王太郎
憤怒(上)
パトリシア・コーンウェル,池田 真紀子
猫弁と奇跡の子
大山 淳子
激震
西村 健
月ぬ走いや、馬ぬ走い
豊永 浩平
ナイルの聖母
Scholastique Mukasonga,大西 愛子
星占い的思考
石井 ゆかり
穴 HOLES
ルイス・サッカー,幸田 敦子
1948年生まれ。京都大学大学院博士課程中退。京都大学名誉教授。文学博士文学。専攻は中国古典文学。著書に、『曹操 矛を横たえて詩を賦す』『白楽天 官と隠のはざまで』『杜甫』、『中国の恋のうた』など、訳書に、『李商隠詩選』(選訳)『白楽天詩選』(訳注)などがある。