内容紹介
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目次
- はじめに
- 目次
- 序章
- 第I部 マクロ経済学の再構成をめざして
- 第1章 ケインズの世界:再考
- 1 哲学者としてのケインズ
- 2 ラムゼーの批判
- 3 『一般理論』の認識論
- 第2章 ケインズ認識論を超えて
- 1 課題と可能性
- 2 不確実性:再考
- 3 意味論的アプローチの構成
- 第3章 マクロ経済学の批判的展望
- 1 「新しいケインズ派」の経済学
- 2 ポスト・ケインズ派の経済学
- 3 批判的展望
- 第II部 意味世界における人間像
- 第4章 人間の認識論的基礎
- 1 意味的人間とフラクタル社会
- 2 溢れ出る意味世界
- 3 ホロンとしての人間
- 第5章 多元性と整合性
- 1 価値観の概念的拡大
- 2 個人主義的方法論:再考
- 3 矛盾の認識と「立て直し」
- 第6章 不可逆性のなかの人間
- 1 不可逆性と散逸構造
- 2 不可逆性と不確実性
- 3 目的関数の「手段化」
- 第III部 意味世界における市場と組織
- 第7章 組織の意味論的アプローチ
- 1 組織の経済学:批判的展望
- 2 分析的枠組みの拡張
- 3 組織・市場とホロン的人間
- 第8章 意味論的組織の多様化と革新
- 1 意味の崩壊と「立て直し」
- 2 組織の多様化
- 3 散逸構造としての組織の盛衰
- 第9章 市場の意味論的特殊性
- 1 「自由の場」としての市場
- 2 自由とホロン的人間
- 3 散逸構造としての市場の強さ
- 第IV部 市場経済のダイナミズムと意味の革新
- 第10章 意味体系の崩壊
- 1 多元性と複数の情報場
- 2 内面的矛盾と意味体系の崩壊
- 3 部分的機能性と全体的機能不全
- 第11章 意味体系の復活
- 1 超意味体系としての文化
- 2 残存する情報場と意味体系の復活
- 3 情報場の建設と意味の社会的淘汰
- 第12章 意味と経済活動
- 1 「狭義」の経済分析の意義
- 2 意味世界における価格の硬直性
- 3 意味世界における非自発的失業
- 第13章 文化の貧困化と人間の疎外
- 1 市場中心主義と文化の貧困化
- 2 多元性の新たな意味
- 3 意味の革新と人間の疎外
- 第V部 公共性の意味論的分析
- 第14章 公共性の認識論的基礎
- 1 「市民」の概念
- 2 市民社会論の問題点
- 3 公共性と意味的人間
- 第15章 公共財と非営利組織の意味論
- 1 公共財の認識論的分析
- 2 非営利組織の経済学:展望
- 3 非営利組織の意味論
- 第16章 新古典派的国家論を超えて
- 1 新古典派的国家論の批判
- 2 イデオロギーと国家
- 3 租税国家と財政社会学
- 第17章 公共性の意味論的分析
- 1 公共性への分析視角
- 2 市場の「不完全性」と公共場の質的変化
- 3 認識論的視点からの再編成
- 付論 経済哲学としての意味論的マクロ経済学 オーストリア学派との比較
- 1 主観論と個人主義
- 2 知識と意味
- 3 利己心と公共的認識
- 結びとして
- 参考文献
製品情報
製品名 | 意味世界のマクロ経済学 |
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著者名 | 著:中込 正樹 |