内容紹介
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目次
- 「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子
- 序 現代の野蛮からの脱出
- 第一章 アウシュヴィッツとは何か
- 第一節 生をうばう
- 第二節 死をうばう
- 第三節 根源悪とは?
- 第二章 存在神論の歴史と現代におけるその根本的性格
- 第一節 アリストテレスから
- 第二節 デカルト
- 第三節 ニーチェ
- 第四節 技術学 総かり立て体制
- 第五節 技術的存在神論の超出にむけて
- 1 ハイデガーのヴィジョン 2 ハイデガーを超えて 3 現代におけるアウシュヴィッツ的存在神論
- 第三章 古代中世キリスト教思潮から
- 第一節 ギリシア教父ニュッサのグレゴリオス
- 1 「雅歌」について 2 『雅歌講話』 エペクタシス的背面聴従の道行き 3 存在神論を超出する手がかり
- 第二節 西欧中世ドイツの神秘家マイスター・エックハルト
- 1 比例の類比(トマス)と帰属の類比(エックハルト) 2 神の存在→被造物の無性および神の無→被造物の存在性 3 神の子の誕生 4 存在神論を超出する手がかり
- 第四章 ヘブライ思想 エヒイェロギアの構築へむけて
- 第一節 アブラハム物語り 死と再生
- 1 物語り全体の筋立て 2 アブラハムによるイサクの犠牲(ホロコースト)のテキスト 3 キルケゴールによる解釈とE・レヴィナスの反論 4 物語り論的解釈とその実践 5 アプラハムのケノーシスと否定弁証法 6 アウシュヴィッツ的審問のもとで
- 第二節 出エジプト物語り ヤハウェとモーセをめぐって
- 1 物語りとヤハウェ・エヒイェ・ハーヤー 2 エヒイェ・ハーヤーの特徴
- 第三節 ハヤトロギア・エヒイェロギア・存在神論
- 1 ハヤトロギアと有賀博士の構想 2 エヒイェロギアにむかって 3 旧約における存在神論の萌芽
- 第四節 エリヤ物語り 沈黙の声と「イスラエルの残りの者」をめぐって
- 1 王朝の神政体制 全体主義の萌芽 2 エリヤ物語りのテキスト 3 解釈 「沈黙の声」をめぐって 4 エヒイェとエヒイェ的人格
- むすびとひらき
- 1 根源悪の現代的性格 2 存在神論 3 根源悪とその存在神論のエクソダスにむけて エヒイェロギア 4 ひらき 読者への問い
- 文献表
- 註
- あとがき
製品情報
製品名 | 他者の甦り(長崎純心レクチャーズ) アウシュヴィッツからのエクソダス |
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著者名 | 著:宮本 久雄 |