ESG思考 激変資本主義1990-2020、経営者も投資家もここまで変わった

講談社+α新書
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ESG思考 激変資本主義1990-2020、経営者も投資家もここまで変わった
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内容紹介

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目次

はじめに スターバックスの本当の姿を日本人は知らない

●第1章 環境・社会を重視すると利益は増えるのか
利益が減るから反対する「オールド資本主義」
利益が減っても賛成する「脱資本主義」
利益が増えるから賛成する「ニュー資本主義」
利益が増えても反対する「陰謀論」

●第2章 オールド資本主義の時代はいつ終わったか
WTOと反グローバリズムの闘争
ナイキ不買運動とシアトル暴動
企業のグローバル投資がODAを上回る
アナンが始めた2つの装置
国連グローバル・コンパクト
日本独自の「CSR文化」が始まる
1992年から「サステナビリティ」が広がる
2003年は日本のCSR元年
過激なNGOとアドバイスをくれるNGO

●第3章 ESGとともに生まれたニュー資本主義
投資家という存在の大きさ
「機関投資家」とは誰か
日本と世界の運用会社は?
機関投資家には「受託者責任」がある
トリプルボトムラインは投資家受けが悪かった
社会的責任投資とエコファンド・ブーム
日本にも来たエコファンド・ブーム
たった3年で終わったブーム
国連責任投資原則の発足
ニュー資本主義の幕開け
ESG投資は受託者責任に反しないかのか
50署名機関で始まったPRI

●第4章 リーマン・ショックという分岐点
政府とNGOの対立が消えた
日本企業は徹底したコスト削減
欧米ではサステナビリティ経営が勃興
見えないリスクを掘り出す
誰にも読まれないCSR報告書
1年に1つブームが起きる日本のCSR

●第5章 ニュー資本主義の確立
国連責任投資原則署名機関は9年で1400に
SRIファンドとESGの違い
SRIインデックスの登場
ESG評価機関の創始者たち
ESGが発展するための4つの基盤
経営者たちのリスク認識の変化
ESG投資のパフォーマンス
日本企業の停滞
自社株買いに貴重な資本を費やす

●第6章 ニュー資本主義が産み出したパリ協定・SDGs
気候変動懐疑派の退潮
京都議定書の失敗
先行する金融機関の気候変動対策
気候変動8大リスク
石炭投資引き揚げ
屈服したティム・クック
満を持して開かれたCOP21パリ会議
国連持続可能な開発目標の採択
サプライヤーを監査する
1320兆円の成長機会

●第7章 日本でのニュー資本主義への誘導
世界最大の機関投資家GPIF
GPIFのESGインデックス採用
ESGスコアを引き上げリターンを伸ばす
株主という意識が薄かった運用会社
運用会社が投資家先と対話する意味
日本のSDGsブームの罠
SDGsバッジは大流行
やはりSDGs予算が削られる?

●第8章 ニュー資本主義時代に必要なマインド
上場企業に必要なこと
非上場企業に必要なこと
金融機関に必要なこと
政府に必要なこと
NGOに必要なこと

おわりに 未来は自分たちでつくるしかない
補遺 新型コロナウイルス・パンデミックとESG思考

製品情報

製品名 ESG思考 激変資本主義1990-2020、経営者も投資家もここまで変わった
著者名 著:夫馬 賢治
発売日 2020年04月15日
価格 定価:968円(本体880円)
ISBN 978-4-06-519610-6
判型 新書
ページ数 216ページ
シリーズ 講談社+α新書

著者紹介

著:夫馬 賢治(フマ ケンジ)

株式会社ニューラル代表取締役CEO。サステナビリティ経営・ESG投資コンサルティング会社を2013年に創業し現職。同領域ニュースサイト「Sustainable Japan」運営。環境省ESGファイナンス・アワード選定委員。ハーグ国際宇宙資源ガバナンスWG社会経済パネル委員。ハーバード大学大学院リベラルアーツ修士(サステナビリティ専攻)。サンダーバード国際経営大学院MBA。東京大学教養学部卒。

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