快読 ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』

講談社選書メチエ
カイドクニーチェツァラトゥストラハコウイッタ
  • 電子あり
快読 ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』
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内容紹介

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目次

まえおき――「神は死んだ」から始まる物語

I 第一部を読む――超人思想と徳
1 「ツァラトゥストラの序説」
2 「三段階の変身」と「徳の講座」
3 「背後世界論者」と「肉体の軽蔑者」
4 「情熱にひそむ喜びと苦しみ」と「青ざめた犯罪者」
5 「読むことと書くこと」と「山に立つ樹」
6 「戦争と戦士」と「新しい偶像」
7 「市場のハエ」と「純潔」
8 「友」と「千の目標と一つの目標」
9 「隣人愛」と「創造者の道」
10 「老いた女と若い女」、「毒ヘビにかまれる」、「子どもと結婚」
11 「死の説教者」と「自由な死」
12 「惜しみなく与える徳」

II 第二部を読む――力への意志説とペシミズム
1 「鏡をもった子ども」と「至福の島にて」
2 「同情者たち」と「司祭たち」
3 「有徳者たち」と「汚い奴ら」
4 「毒ぐもタランチュラ」と「有名な識者たち」
5 「夜の歌」と「舞踏の歌」
6 「墓の歌」と「自己克服」
7 「崇高な人」と「教養の国」
8 「純粋無垢の認識」と「学者」
9 「詩人」と「大いなる出来事」
10 「占い師」と「救い」
11 「賢い世渡り法」と「最も静かな時」

III 第三部を読む――永遠回帰思想と孤独
1 「放浪者」と「幻影と謎」
2 「不本意な幸福」と「日の出前」
3 「卑小にする徳」と「オリーブ山にて」
4 「通り過ぎるということ」と「離反した者たち」
5 「帰郷」
6 「三つの悪」
7 「重さの地霊」
8 「新旧の石板」
9 「快復しつつある人」
10 「大いなるあこがれ」、「もう一つの舞踏の歌」、「七つの封印」

IV 第四部を読む――同情問題と子どもたち
1 「蜜の捧げ物」と「助けを求めて叫ぶ声」
2 「王たちとの対話」、「ヒル」、「魔術師」
3 「失業」
4 「最も醜い人間」
5 「進んで乞食になった人」、「影」、「正午」
6 「歓迎のあいさつ」と「晩餐」
7 「高等な人間」
8 「憂鬱の歌」、「学問」、「砂漠の娘たちのもとで」
9 「目覚め」と「ロバ祭り」
10 「夜の放浪者の歌」と「しるし」

あとがき――コロナ禍でのニーチェ講義

製品情報

製品名 快読 ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』
著者名 著:森 一郎
発売日 2024年03月14日
価格 定価:2,970円(本体2,700円)
ISBN 978-4-06-535233-5
通巻番号 797
判型 四六
ページ数 512ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:森 一郎(モリ イチロウ)

1962年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京女子大学教授を経て、現在、東北大学大学院情報科学研究科教授。専門は、哲学。
主な著書に、『死と誕生』、『死を超えるもの』(以上、東京大学出版会)、『世代問題の再燃』(明石書店)、『現代の危機と哲学』(放送大学教育振興会)、『ハイデガーと哲学の可能性』(法政大学出版局)、『核時代のテクノロジー論』(現代書館)、『ポリスへの愛』(風行社)、『アーレントと革命の哲学』(みすず書房)ほか。
主な訳書に、ハンナ・アーレント『活動的生』、『革命論』(以上、みすず書房)、マルティン・ハイデガー『技術とは何だろうか』、フリードリヒ・ニーチェ『愉しい学問』、『ツァラトゥストラはこう言った』(以上、講談社学術文庫)ほか。

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