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<思想>の現在形

〈思想〉の力とは何か?文化の地殻変動に〈思想〉はどう立ち向かうのか?科学と芸術を結びつける「複雑系」、文学を変質させる「電脳空間(サイバースペース)」、「主―客」の視点を無効にする「アフォーダンス理論」……。言語と認識をキーワードに、動的過程としての〈思想〉が、変貌する「知」の現在を探る。

●〈知〉の境界への出発
●人工自然としての言語――もうひとつの電脳空間(サイバースペース)論
●進化としての〈脱構築〉――ポストモダン再考
●〈複雑系〉の哲学――認識の新たな形
●環境と判断――アフォーダンスのラディカリズム
●インターフェイスとしての思想
●第三の文化へ

【目次】
序章 〈知〉の境界への出発
第一章 人工自然としての言語 もうひとつの電脳空間(サイバースペース)論
1 サイバースペースの本質
2 爆発する情報空間
3 言語状況への視座
第二章 進化としての〈脱構築〉 ポストモダン再考
1 ポストモダンの射程
2 言語の混沌(カオス)
3 生成としてのポストモダン
第三章 〈複雑系〉の哲学 認識の新たな形
1 近代思想の舞台
2 知覚システムとしての〈近代〉
3 認識のダイナミズム
第四章 環境と判断 アフォーダンスのラディカリズム
1 判断の反射
2 生態学的転回=アフォーダンス
3 反省的判断力の原理
終章 インターフェイスとしての思想
1 〈思想〉のダイナミクス
2 第三の文化へ

注および参考文献
あとがき
索引