「ニーチェ 〈永劫回帰〉という迷宮」既刊・関連作品一覧
神を失った人間は、いかにして-世界-と-生-の意味を回復しうるか? 「永劫回帰」思想が明かす「世界の鏡」の謎とは? 西欧形而上学2500年の彼方を遠望し、出口なき迷宮としての世界を見つめつづけたニーチェ――その極限の思考を、最深部から抉る哲学の冒険。
【目次】
はじめに
ニーチェのプロフィール
第一章 ニーチェの「始まり」 INCIPIT…
1 「物語の始まり」
2 自伝を書く少年から哲学者へ
3 『悲劇の誕生』をどう見るか
4 少年時代の哲学的文章
5 「悲劇が始まる」 「パロディーが始まる」
6 再び自伝へ 『この人を見よ』
第二章 「耳」をめぐる攻防
1 ロバの長い耳、ニーチェの小さな耳
2 アリアドネの問題圏
3 世界――外部なき迷宮
第三章 「ツァラトゥストラはこう語った」第四部の謎
1 第四部出版事情
2 秘教的目論見
3 「語り」の問題
第四章 知られざる神と隠れたる神
1 オペレッタ『ワーグナーの場合』
2 隠れたる神の正体
3 世界がゲシュタルト・チェンジする
エピローグ
註
索引
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