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読む哲学事典

軽妙な文章で見せる、哲学的思考のパノラマ本質と時間、愛と暴力、ここと私……対にした項目から見える、日常の言葉と哲学用語が織りなす、概念のネットワーク。一流の哲学思考のエッセンスを「読む」事典。1人の哲学者がすべてを書いた!


1人の哲学者がすべてを書いた。
項目を対にすることで、日常の言葉と哲学用語が織りなす概念のネットワークが見えてくる。軽妙な文章で味わう、本格的な哲学思考の神髄!

哲学事典を引く人が、「存在」とか「記憶」とかの意味をまったく知らない、などということは考えにくい。求められているのは日常では一見自明な言葉に哲学者が見出す亀裂であり、それを通して見えてくる思いがけない意味連関ではなかろうか?概念間の連関が重要なのだ。ゆえに、哲学事典は一貫した視点で、1人が全項目を書くべきなのだ。これは、すべてを網羅するという事ではない。多くの知識を蓄える事が問題ではない。問題は、越境的な精神の自由を確保する事なのである。本書では、諸概念の連関を強調するため、事項を単独で説明するのではなく、一対の概念に対して説明をした。読者は、関連する事項説明をたどることによって、梁と梁が大きなドームをなすイスラム建築のように、あるいはたがいに連関して図形を構成する夜の星空のように広がる、概念の天蓋が見渡せよう。我々は、少なくとも千年の持続に耐え得るような伝統の基礎を築きたいと考えたものである。そして、その主要な部分はある程度の持続に耐えるはずだ。その大部分は、すでに2千年以上の時間の試練に耐えて受け継がれたものだから。
さあ、哲学をはじめよう。