ときは、ながれない 「時間」の分析哲学

講談社選書メチエ
トキハナガレナイジカンノブンセキテツガク
  • 電子あり
ときは、ながれない 「時間」の分析哲学
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内容紹介

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目次

  • はじめに
  • 第1章 そもそも時間とは?
  •  第1節 目に見えない時間は信じない?
  •  第2節 ポーランド国旗:うごきがない変化
  •  第3節 説明とカミソリ:なにも起きなければ時間はない?
  •  第4節 なにものでもない:時空の片方
  •  第5節 欅家と欅家の人びと
  •  第6節 欅家は欅家の人びとの集合ではない
  •  第7節 前後あとさき:時間はいれもの?
  •  第8節 欅家の桃子:ゆるい関係説
  •  第9節 カントの散歩:時計とは?
  •  第10節 時間をはかる:なにをはかる?
  • 第2章 時間はもの?
  •  第1節 フルーツゼリー:空間の「メタ容器」説
  •  第2節 ナプキン:時間は境界
  • 第3章 インテルメッツォ:ジョン・マクタガート・エリス・マクタガートの介入 
  • 第4章 ときはながれる?
  •  第1節 両国橋から見おろす:「ながれる」の意味
  •  第2節 棚から無理数:「ときはながれる」はナンセンス
  •  第3節 みずみずしいスイカ:みずみずしくない水
  • 第5章 いまあるのみ?
  •  第1節 オプティミスト従姉:未来はある?
  •  第2節 過去はあった:過去はない
  •  第3節 秒針のうごき:伸び縮むいま
  •  第4節 まざる? とけこむ?:過去の記憶
  •  第5節 ときのループ:普遍時制
  •  第6節 リアリティー:未来、過去、現在すべてあり
  • おわりに 

製品情報

製品名 ときは、ながれない 「時間」の分析哲学
著者名 著:八木沢 敬
発売日 2022年11月10日
価格 定価:1,760円(本体1,600円)
ISBN 978-4-06-529218-1
通巻番号 774
判型 四六
ページ数 200ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:八木沢 敬(ヤギサワ タカシ)

一九五三年生まれ。プリンストン大学Ph.D.哲学。現在、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校人文学部哲学科教授。専攻は、分析哲学、形而上学、言語哲学。著書に『世界と個体、可能と不可能』(英語、オックスフォード大学出版局)、『分析哲学入門』『意味・真理・存在』『神から可能世界へ』(以上、講談社選書メチエ)、『『不思議の国のアリス』の分析哲学』(講談社)、『「正しい」を分析する』『「論理」を分析する』『「数」を分析する』(以上、岩波現代全書)、『はじめての科学哲学』『はじめての言語哲学』(以上、岩波書店)などがある。

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